●NASAが撮影した月の画像からインスピレーション

　スイスの独立系時計ブランドであるレイモンド・ウェイルの「フリーランサー」は、機械式時計の伝統を受け継ぎつつ、現代的なデザインエッセンスと技術を取り入れて生み出されたフラッグシップモデル。

　この度、ブランドの拠点でもあるジュネーブにて開催された「ウォッチズ＆ワンダーズ 2025」で発表されたのは「フリーランサー」のさらなる進化を感じさせる2本の新作です。

　ひとつはシリーズでは初となるコンプリートカレンダー搭載モデルの「フリーランサー コンプリートカレンダー」（62万7000円 消費税込）。

　12時位置には曜日と月表示を揃え、6時位置にはムーンフェイズと日付を一体化させて表示し、完璧とも言えるバランス感覚により、機能とデザインが見事に融合。

　2モデルがラインナップし、一方はまさに満月のようなニュアンスのあるベージュが美しいサンレイデューンの文字盤を備えたモデル。

　そこに、ローズゴールドPVDコーティングによるスチール製ケース、ブラウンカーフレザーを備え、クラシカルかつラグジュアリーな魅力あふれる作品に（品番：2766-PC5-64001）。

　もう一方は、サンレイブルーの文字盤にスチール製ケースとブレスレットを備えた汎用性の高い作品（品番：2766-ST-50001）。

　ムーンフェイズ表示は、NASAが実際に撮影した月の画像からインスピーレーションを得たもの。その周囲の満点の星空は大小のドットで抽象的に表現され、雪のようにも見えてなんともロマンチックです。

●メカニズムを堪能できるスケルトンモデルも

　もうひとつの新作が世界限定500本にて登場する「フリーランサー スケルトン クッション」（61万6000円 消費税込）。

　PVDコーティングによる深いブラックのクッション型ケースの中、円形にくり抜かれたスケルトンダイヤルによってムーブメントの挙動をつぶさに観察できる作品に。

　セリタと共同で生み出されたこのレイモンド・ウェイル専用ムーブメント「Cal.RW1212」は、テンプの存在感が際立つよう工夫が凝らされたとのことで、そのモダン建築のようなデザインと精緻なメカニズム、星座のように連なるルビーを楽しめるモダンな表現に。

　いずれのモデルもシースルーバックとなっており、100mの防水性能も搭載。

　機能性とデザインが見事に止揚され「フリーランサー」の新たな到達点を感じさる作品となっています。

●製品仕様
「フリーランサー コンプリートカレンダー」
・価格（消費税込）：62万7000円
・品番：2766-PC5-64001（デューン）／2766-ST-50001（ブルー）
・ムーブメント：自動巻き（Cal.RW3281）
・機能：時・分・秒表示、曜日表示、日付表示、月表示、ムーンフェイズ表示
・パワーリザーブ：約56時間
・ケース：ステンレススティール（直径 40mm、厚さ 10.15mm）
・リューズ：ねじ込み式
・風防：サファイアクリスタル（両面無反射コーティング）
・ダイアル：デューン／ブルー（針・インデックスにスーパールミノバを塗布）
・ケースバック：シースルーバック
・防水性：10気圧／100m
・ストラップ：ブラウンカーフレザー（Dバックル）／ステンレススティールブレスレット