輸入SUVでは3位にランクイン! メルセデス・ベンツ「Gクラス」が1500万円超えなのに2024年度の輸入車全体で“5位”に入れた本当の理由とは
高価格でも売れる「Gクラス」 人気のワケとは
Gクラスは、現代の“憧れのクルマ”を象徴する一台です。無骨で力強いスタイリング、本格オフローダーとしての実力、そして唯一無二の存在感。長年にわたり高い人気を誇るモデルですが、2024年度の輸入車販売ランキングでは、ついに販売台数5位にランクインしました。

これは2025年4月4日に日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した、輸入車モデル別の新規登録台数に基づくもの。価格帯でいえば1500万円を超える高額モデルにもかかわらず、多くの人があえて選んでいることになります。
この期間にGクラスは6214台を販売。トップはBMW「ミニ」ブランドの合算で1万7803台ですが、単一モデルで最も売れたのはフォルクスワーゲン「ゴルフ」(7235台)。続いてメルセデス・ベンツ「GLC」(7047台)、フォルクスワーゲン「Tクロス」(6324台)が続き、Gクラスが5位となっています。
なお、6位はメルセデス・ベンツ「GLB」、8位はBMW「3シリーズ」(5394台)、9位はメルセデス・ベンツ「Cクラス」(5231台)、10位はボルボ「60シリーズ」という結果でした。コンパクトSUVや定番セダンが並ぶ中で、Gクラスだけが異例の高額モデルとして上位に食い込んでいるのです。
その理由のひとつが、Gクラス自体のブランド力にあります。メルセデス・ベンツというメーカーを超えて、「Gクラス」という名前そのものが、特別な存在として定着しているのです。
軍用車両「ゲレンデヴァーゲン」にルーツを持ち、現行型でもラダーフレーム構造を継承する本格派。無骨で力強いデザインや、オフロードを想定した走破性は、普段の街乗りでは発揮されることは少ないかもしれません。それでもなお、人々を惹きつける理由は、「本物が持つ説得力」にほかなりません。
アウトドアをしないのにミリタリーファッションを好んだり、水に潜らなくてもダイバーズウォッチを着けるように、Gクラスは“使うため”ではなく“持ちたい”という気持ちに応える存在なのです。
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