VAGUE(ヴァーグ)

「世界で一番美しい街」ってホント!? 一度は行きたい、都市と自然をつなぐ西オーストラリア州パースの“2つの顔”とは?

●オーストラリア建国史を伝える港町「フリーマントル」

 キングスパークからスワン川に沿うよう西に進むと、インド洋に面したフリーマントルの街にたどり着きます。

フリーマントル・マーケットでは先住民であるアボリジナルの文化をリスペクトしたアイテムも並ぶ
フリーマントル・マーケットでは先住民であるアボリジナルの文化をリスペクトしたアイテムも並ぶ

 パース中心部から電車やバスで約30分の距離にあるフリーマントルは、19世紀の植民地時代に開かれた港町で、当時建てられたコロニアル調の美しい街並みがいまも残る、西オーストラリアの歴史を体感できる場所。

 とくにオススメのスポットが100年以上の歴史を持つ「フリーマントル・マーケット」です。

 1897年に建設されたアーケード式の市場で、壮大なビクトリア様式の建物の中には地元産のフードや食材、衣料品や先住民アボリジナルの文化を感じさせるアイテムなどを扱う150以上の小さな商店がひしめいています。

 営業は金・土・日曜と祝日のみですが、お土産探しにもうってつけで、ガイドのケニーさんによると、「日本企業の西オーストラリア駐在員もここでまとめ買いする」のだとか。大切な人へのお土産はもちろん、忘れられないパースの想い出の品が必ず見つかるはずです。

 買い物を満喫したら、歴史を感じさせる町並みの散策を楽しみます。そして、フリーマントルで忘れられない体験となったのがインド洋に沈むサンセットです。

 マーケットから歩いてすぐの場所にある「ラウンドハウス」は、植民地時代の1830年ごろに建設された刑務所の施設で、12の面で構成される建物の壁は、西オーストラリア州に現存する最古の公共建築物とのこと。

 スワン川がインド洋にそそぐビーチを見おろす高台にあるため、海風に吹かれながら眺めるインド洋に沈む夕日が見せる色彩の変化は圧巻。ケニーさんによるとこの海風は、パース空港で感じたユーカリの香りに大きな影響を与えているのだそうです。

植民地時代の1830年ごろに建設された「ラウンドハウス」
植民地時代の1830年ごろに建設された「ラウンドハウス」

「ここからパース市街にむけて午後に吹く海風を“フリーマントル・ドクター”といいます。スワン川を遡る風が街に新鮮な空気を届けてくれるので健康にいい、というような意味です。夏には熱気をやわらげてくれるなど、パースが過ごしやすい街と呼ばれる理由のひとつでもあります」(ケニーさん)

 つまり、空港で感じた植物の香りは、ここフリーマントルの海辺からの風がキングスパークの森を抜けながら街まで運んだもののようです。

 西オーストラリアの今と昔を体感できるキングスパークとフリーマントルは、文化と自然をつなぐハブとしても機能しているよう。

 人々もどこかおおらかで親日家が多いのもパースの特長でリラックスした旅を楽しめました。どちらのスポットも、パースをより深く理解するために必ず訪れたい特別な場所といえそうです。

●ANA(パース行きの航空券やホテル宿泊予約に関する情報はこちら)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/area/australia/per/

●西オーストラリア州政府観光局
公式インスタグラムで西オーストラリアの魅力を写真で紹介中
https://instagram.com/westernaustralia/

Gallery 【画像】西オーストラリア・パースで必見のスポットを画像で見る(50枚)
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