14歳から運転できる!? 免許不要の大人気マイクロEV シトロエン「アミ」に“バギー仕様”が欧州で正式販売
ついに誰でも買える! 人気のバギー仕様がラインナップ入り
仏シトロエンは2025年4月29日、超小型EV「アミ」の新たな派生モデルとして「Ami Buggy(アミ・バギー)」を発表しました。2024年のパリモーターショーで公開された新型アミのラインナップのひとつとして正式に加わり、2025年5月6日より欧州での注文受付が開始されます。

新型アミは、都市生活者の“足”として2020年に登場したシトロエンの電動マイクロモビリティカー。全長2410mm×全幅1390mm×全高1520mmサイズで、重量485kgと超コンパクトながら、最高出力6kW(約8.2馬力)のモーターと5.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最大75kmの航続距離と45km/hの最高速度を実現しています。
さらに、ターニングサークル(最小回転直径)は7.2mと非常に小回りが利き、狭いパリの路地でもスムーズな運転が可能です。
また、アミは2023年に世界初公開されたフィアット新型「トポリーノ」やオペル「ロックス」のベース車で、50ccエンジンカー相当の超小型車です。フランスでは、1987年12月31日以前に生まれた人は運転免許なしで、1988年1月以降に生まれた人はAMライセンス(交通安全証明書:14歳から取得可能)を所持することで運転できるため、幅広い年齢層に支持されています。
発売から5年で累計7万5000台以上、18か国で展開される人気モデルとして、シトロエンは欧州の電動マイクロモビリティカーの先駆けとなりました。
そんなアミの新ラインナップとして、ついに新型アミ・バギーが正式に加わりました。これまで2022年に50台、2023年には1000台限定で販売され、いずれも即完売となった人気バージョンが、ついに誰でも買える量産モデルとして登場。2025年8月から欧州でのデリバリーが予定されています。
新型アミ・バギーでは、ドアを廃してメタル製フレームを採用し、屋根にはソフトトップを装備。解放感あふれるデザインで、アウトドアシーンにぴったりの仕上がりとなっています。天候に応じて着脱可能なファスナー付きドアカバーも用意され、実用性にも配慮。専用のリアスポイラーやゴールド仕上げの14インチホイール、新色のロゴなど、随所に“遊び心”が込められています。
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さらに、鮮やかなイエローパックをまとう特別仕様「アミ・バギー・パルメイラ」も同時に発表されました。専用ステッカーやアクセサリー類に加え、マスコットキャラクター「アンディ」も付属。ダッシュボードに飾れば、旅のお供として存在感を放ってくれるでしょう。
価格は通常のアミが7990ユーロ(日本円で約131万円)、アミ・バギーが9590ユーロ(約157万円)、パルメイラ仕様が9990ユーロ(約163万円)と、手頃な価格帯も魅力のひとつです。
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