チンク好きには朗報!? マニュアル仕様を備えた新型「フィアット500ハイブリッド」がついに初公開 アバルトの未来も明るい?
ついに加わる新たな選択肢! 気になる日本導入は
伊フィアットは2025年5月12日、イタリア・トリノのミラフィオーリ工場においてフィアット新型「500ハイブリッド」の最初の試作車を組み立てたと発表しました。あわせて新型モデルの写真も初公開され、注目が集まっています。

これまでBEV(電気自動車)専用の「500e」のみだった現行型チンクエチェントに、待望のハイブリッド仕様が加わります。新型「500ハイブリッド」は、2025年11月の量産開始を目指し、年産10万台規模での生産が予定されています。
最大の注目点は、公開画像に6速マニュアルトランスミッションらしきシフトノブが確認できること。欧州で根強い人気を誇る“3ペダル派”にとって朗報であり、「走る楽しさ」を重視するファン層に響く仕様といえるでしょう。このベースを活かし、将来的には「アバルト500」のマニュアル仕様が復活する可能性にも期待が高まります。
パワートレインの詳細は現時点では未発表ですが、500eのプラットフォームをベースにしつつ、欧州で販売されている現行500の1リッター直列3気筒エンジン+マイルドハイブリッドユニットを踏襲する可能性が高いと見られています。電動化と走行フィールの両立を狙ったコンパクトカーとして、内燃機関の味わいを大切にしたいユーザーにも刺さるモデルになりそうです。
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なお、今回の発表はフィアットの“Piano Italia”戦略の一環であり、「500」は今後もミラフィオーリ工場で生産され続けます。500とパンダ、ふたつの“イタリア製”アイコンを軸に、フィアットはグローバル展開を強化していく方針です。現時点で日本への導入は未定ですが、走りの楽しさと電動化を両立したチンクの登場に、国内でも期待が高まります。
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