23年前のモデルなのに走行距離1万キロ! 極上R34「GT-R」が米国オークションに登場 285台の限定車“Mスペック・ニュル”の驚くべき価値とは
R34 GT-R Mスペック ニュルが示す「速さと上質さ」の到達点
ニッサン「スカイラインGT-R」は1998年に誕生したR34型で完成域へ達したと言われています。
中でも2001年登場のMスペックは、VスペックIIを基礎に乗り心地を高めた高級バージョンでした。

専用ダンパーや手縫い本革とエクセーヌを組み合わせたシートヒーター付きシートがもたらす快適性が特徴で、MAN・MAXIMUM・MEISTERという三つの頭文字に込められた哲学が大人の感性を刺激します。
そのMスペックをベースに、サーキットへの敬意を込めて仕立て直した限定車がMスペック Nur(ニュル)です。
ニュルブルクリンク24時間耐久を戦うN1仕様RB26DETTを基礎に、ピストンやコンロッドを高精度バランス化し、ゴールドに塗られたシリンダーヘッドカバーが特別な心臓を示します。
フルスケール300km/hメーターや専用エンブレムも装着され、総生産は285台に限られました。
今回落札された車両は2002年式で、パールホワイトQX1が与えられた75台のうちの1台です。
新車から2024年まで日本国内で所有されたワンオーナー車で、走行距離はわずか1万kmと報告されています。
外装はキセノンヘッドライトやアルミボンネット、リアウィングを備え、フロントスカートの小さなくぼみ以外に大きな傷は見当たりません。
足元には18インチ6スポーク鍛造ホイールが輝き、245/40ブリヂストンポテンツァS007Aタイヤと金色ブレンボキャリパーが高い制動力を支えます。
Mスペック ニュルのために拡大されたリアブレーキは2022年にフルード交換が施され、スーパーHICAS四輪操舵と相まって俊敏なハンドリングを期待させます。
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