「ふたりの天才時計師へのオマージュ」をこめた特別なトゥールビヨン!? 超絶技巧を駆使したアーノルド&サン新作の魅力とは
●アーノルドとブレゲ。国境を超えて友情を育んだふたりの天才時計師
時は今を200余年を遡る18世紀、それぞれロンドンとパリを拠点に活躍するふたりの天才時計師が存在しました。
ひとりは航海用クロノメーターの改良と実用化で知られるジョン・アーノルド、もうひとりはパーペチュアルカレンダーやミニッツリピーター、トゥールビヨンなどを数々の複雑機構を発明したスイス出身の天才時計師アブラアン-ルイ・ブレゲ。
本物は本物を知るとはよく言ったもので、ふたりは国境や言語の壁を軽々と越えて親交を深め、互いの才能に敬意を払いながら技術と知識を惜しみなく共有しました。固い信頼で結ばれた関係性が、時間計測技術を大きく前進させることとなります。

そんな関係を象徴するのが、1808年にブレゲが製作した懐中時計。「ブレゲ No.169」と呼ばれるこの時計は、アーノルドの没後、彼の息子でありブレゲの下で修行したこともあるジョン・ロジャー・アーノルドに贈られた特別なもの。
ジョン・アーノルドが製作したマリンクロノメーター・ムーブメント No.11をベースに、ブレゲが考案した初のトゥールビヨン調速機構を取り付けたこの時計は、時計史の記念碑として現在大英博物館に収蔵。
シルバーの銘板に刻まれた献辞と“Breguet to Arnold, No.169”の文字が、ふたりの間の友情を体現しています。
このたびアーノルド&サンが発表した「コンスタントフォース トゥールビヨン 11」は、そんなふたりの天才にオマージュを捧げた特別なモデル。ブランド創設260周年を記念して製作されたもので、ふたりの友情と時計への情熱を現代の技術で昇華させた1本となっています。
●「ブレゲ No.169」から着想を得た意匠に現代ならではの技術を融合
ケース素材には懐中時計をイメージさせる18Kイエローゴールドをチョイス。ダイヤル全体に施したホワイトグラン・フーエナメルは、ジョン・アーノルドがかつて手がけた海軍士官向けマリンクロノメーターのダイヤルにちなんでいます。

左上位置に配置した時分表示のサブダイヤルにはホワイトオパールを採用、内側に向かって湾曲させた形状とすることで、ローマ数字インデックスの判読性をアップ。右下部に大きく開いた開口部からは、本作の最大の目玉であるコンスタントフォースが顔を覗かせます。
本作にはこのモデルのために特別に開発された機械式 手巻きムーブメント“A&S5219”を搭載、このキャリバーでは同一の香箱2つを直列に配置し、一方のトルクが最適な効率レベルを下回るともう1つが作動するという特別なメカニズムで100時間のパワーリザーブを実現しています。
また、香箱からのトルクを一度コンスタントフォース(定力機構)に蓄え、そこからトゥールビヨンに一定の力を伝達する構造を採用。これによりゼンマイの巻き上げ状況に左右されない安定した精度を確保しています。
さらにトゥールビヨン内で働く錨型の秒針は“デッドビート”と呼ばれる1秒ごとのステップ運針を提供、機械式でありながらクオーツのような秒刻みの表示を実現しています。
そして、何より見逃せないのがケースバック。シースルー仕様の裏ぶたからはトゥールビヨンの動きともに、1808年の「ブレゲ No.169」を強く想起させる“A&S5219”の全貌をつぶさに見てとることができます。とりわけ、時計史に名を残したふたりの友情を静かに伝えるシルバーの香箱受けは必見。その存在は、偉大な友情と技術の継承者として、現代の時計愛好家に静かな感動を届けてくれることでしょう。
●製品仕様
「アーノルド&サン コンスタントフォース トゥールビヨン 11 イエローゴールド」
・品番:1FCBJ.E01A.C246J
・価格:未定
・ケースサイズ:41.5mm径・13.7mm厚
・ケース:18Kイエローゴールド(3N)
・ダイヤル:18K イエローゴールド(3N)にホワイト グラン・フー エナメル、デボス加工ホワイトオパールのサブダイヤル
・ムーブメント:機械式 手巻きキャリバー A&S5219(21,600 振動時(3Hz)、1分1回転トゥールビヨン、コンスタントフォース機構、デッドビート・セコンド)
・駆動時間:パワーリザーブ100時間
・風防:サファイアガラス、両面反射防止加工
・ストラップ:ナイトブルー アリゲーターレザー、ブラックアリゲーターのライニング、18KYG製ピンバックル付き
・防水性能:3気圧防水
・限定本数:世界限定11本
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