「え…1年待ち」がウソみたい!? いま注文すればスピード納車が期待できる“国産スポーツモデル”3選
人気でも“すぐ乗れる”スポーツモデルがある!
近年の国産スポーツモデルは、1年待ちやそれ以上の長納期が珍しくありませんでした。しかし現在では、各メーカーの対応により状況は大きく改善されています。今回は、早期に納車が可能な注目のスポーツモデル3台を紹介します。

●トヨタ「GRヤリス」
トヨタ「GRヤリス」も納車待ちが長かった1台ですが、2025年4月に年次改良モデルが登場し、現在の納期は2〜3か月となっているようです。こちらも生産体制を強化することにより、供給を上回っていた需要をクリアできるようになったそうです。
また、納期とは直接的な関係はありませんが、年次改良の内容が大きいのも注目すべきポイントです。走りの進化はもちろんですが、これまで競技ベースグレード「RC」にのみ設定されていた縦引きサイドブレーキが全車オプション設定となったり、Toyota Safety Senseが全車標準装備となるなど、装備の自由度や充実度が増した改良となっています。

●日産「フェアレディZ」
一時期は年単位の納車待ちとなっていた日産「フェアレディZ」ですが、現在は3〜4か月程度で納車が可能となっています(NISMOは除く)。納車待ちが短くなった背景には、日産の生産体制の増強があります。
生産ラインと部品サプライチェーンを拡充し、対応できる生産台数が増えたのです。これにより初期受注のバックオーダーも解消することができ、2024年11月から新規受注を再開しています。
生産体制を強化したことを考えると、日産としてはRZ34へ進化したフェアレディZの需要が想定以上だったことがうかがえます。

●マツダ「ロードスター」
もともとさほど納車待ちが長くなかったマツダ「ロードスター」は、現在では1.5〜2か月程度となっています。ロードスターの生産体制について、最近感心させられたのがそのフレキシブルさです。
昨年末に発表された35周年記念車は、国内販売1000台を想定していたそうですが、あまりの人気により年内にオーダーが埋まってしまったとのこと。そこでマツダは年始から関係各所と調整を行い、35周年記念車の増産体制を整え、追加で約1500台の増産を確保しました。
これにより、約2500台の35周年記念車が日本で販売されることとなったのです。特別仕様車の急な需要増にも柔軟に対応できる体制には、思わず感心させられるエピソードです。この体制により、2025年4月のロードスター国内販売台数は1918台となり、NDロードスターとして1か月あたり過去最高の販売台数を記録しました。
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国産スポーツモデルに対して「納車待ちが長いから」といった固定概念を持っているかもしれませんが、メーカーの尽力により、それが解消されてきている車種も多くあります。気になるスポーツモデルがあるなら、ディーラーや販売会社に納期を聞いてみると、良い意味で裏切られるかもしれません。
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