VAGUE(ヴァーグ)

朝6時まで営業! 新宿で働く人たちの元気の源であり続ける「とんかつにいむら本店」の“胃もたれしにくいトンカツ”が生まれた理由とは

丸ヒレかつ定食2700円。一口サイズ、球体を半分に割ったような、ころっとした形も愛らしい
丸ヒレかつ定食2700円。一口サイズ、球体を半分に割ったような、ころっとした形も愛らしい

あの『昭和の歌姫』がコマ劇場公演時に毎日取り寄せた「丸ヒレかつ定食」

 ロースと並ぶ人気のヒレカツ。ヒレ肉の塊をカットしたものではなく、球体の肉を半分に割ったような、とても食べやすい形をしています。

「実はこの丸ヒレかつですが、昭和の歌姫とも呼ばれた大スターが、コマ劇場で公演する際、毎日お付きの方が買いに来てくれたんですよ」

 歌舞伎町の真ん中にあった新宿コマ劇場。2008年に惜しまれつつなくなりましたが、昭和の大スターたちが公演をおこなう演歌の殿堂でした。なるほど、ここで買えば、あったかいカツを楽屋で食べられたんだろうなぁ。

ロースかつカレー2800円。ライスは追加料金なしで大盛りにすることもできる
ロースかつカレー2800円。ライスは追加料金なしで大盛りにすることもできる

季節限定がいつからか通年のメニューになった「ロースかつカレー」

「一般的なカツカレーの場合、揚げてあるトンカツとカレーを注文が入ったらゴハンに乗せてルーをかけて、とすると思うんですが、うちはトンカツの店なので、注文が入ってから揚げます。なので作りたてのカツが乗ったカツカレーが食べられるんですよ」と武寛さん。

 カレーのルーはとろっとろで、全ての食材が溶け込んだ、いわゆる具なしカレー。「カツとのバランスを考えた、カツカレー専用のルーですね」。

 確かに、程よく辛味がきいていて、豚肉本来の甘味というか旨味としっくりくる。絶妙のバランスです。

 ちなみにかつカレーもキャベツのおかわりOK。キャベツの千切りをソースで楽しむかルーで楽しむか。おかわりして2つの味を存分に楽しみたい!

独特のマークは、家紋ではなく、創業者の知り合いの芸術家が作った、60年以上前からのもの。今でも古さを感じさせない
独特のマークは、家紋ではなく、創業者の知り合いの芸術家が作った、60年以上前からのもの。今でも古さを感じさせない

 最近では外国人観光客も多いだけではなく、ツアーの団体客も多く訪れるそうで、「新宿のど真ん中で、30人が一気に入れる店ってほとんどないですからね、ここで食事して、それから観光や買い物にいくお客様が多いんですよ」。なるほど。

 そして壁に貼られていたのは、アクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』の1シーンで、店をバックに登場人物が写っているもの。思いっきり「とんかつ にいむら」って出ちゃっている!

 龍が如くの舞台「神室町」のモデルに歌舞伎町がなっているのは知っていたけれど、本当のお店を出しちゃっているとは! ゲーム好きの聖地巡礼の場所にもなっているようです。

「親から子、子から孫にと3代、4代で通っていただくお客様がいたり、また『何十年ぶりに食べに来たよ』と言っていただくお客様もいて、『変わらない味だね』と褒めていただくこともあります。そういう時は本当に嬉しいですね」と店主。

 新宿に遊びに来た人はもちろん、新宿で遅くまで働く人たちのお腹もずっと満たしてきた「とんかつ にいむら」。オーブンで仕上げているからこそ、胃もたれせず、歳を重ねても食べられる優しさいっぱいのトンカツでした。

とんかつ にいむら 本店
住:東京都新宿区歌舞伎町1-23-10
TEL:03-3200-5900
営:10:30〜翌6:00、木曜〜翌2:30(LO各60分前)、ランチ〜16:00(LO)、土日祝〜14:00(各LO)
休:なし

Gallery 【画像】胃袋を満たす大ボリュームのカツカレーを画像で見る(15枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

RECOMMEND