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半世紀前の個体なのに走行わずか340キロ “ほぼ新車”の白い「パンテーラ」を発見 ビッカビカのオリジナル「極上デ・トマソ」の価値とは

ロングセラーのスーパーカーのなかでも極上の個体

 2025年8月に米国カリフォルニア州のモントレーで開催されるRMサザビーズのオークションに、1974年式のデ・トマソ「パンテーラ」が出品されます。

 どんなクルマなのでしょうか。

オークションに登場した1974年製デ・トマソ「パンテーラL」Darin Schnabel(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに登場した1974年製デ・トマソ「パンテーラL」Darin Schnabel(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 デ・トマソ パンテーラはイタリア製のスーパーカーですが、米国では主にリンカーン-マーキュリーのディーラーで販売され、メーカー保証もありました。

 フォード製の351キュービックインチ(約5.8リッター)のV型8気筒エンジンを搭載し、パワーウインドーやエアコンなどアメリカでは必須の快適装備に、ZF製トランスアクスル、パワーアシスト4輪ディスクブレーキ、ラック&ピニオン式ステアリングといった高性能装備を組み合わせていました。

 そうしたハードをエキゾチックなボディワークで包み込んだパンテーラは、最高のスーパーカーの1台でありながら、同クラスのフェラーリやランボルギーニよりもかなり安価でした。

 パンテーラは1971年から1992年まで、スーパーカーとしては永きに渡っていくつかのバリエーションが生産されました。

 アメリカでもっともよく知られているのは、1972年に登場した2代目となるパンテーラLで、アメリカ市場向けにいくつかのディテールが変更されました。

 最も特筆すべきは、パンテーラLがそれ以前のモデルよりも格段に出来が良かったことで、当時の自動車専門誌はそれを認めて賞賛していました。

 今回紹介するパンテーラは、アメリカ仕様後期のパンテーラLで、人気の高い希少モデルながら最も保存状態の良い1台であることは間違いないでしょう。

 オークション用のカタログ掲載時点で新車から213マイル(約340km!)しか走っていない素晴らしい保存状態で、オリジナルの仕上げをいたるところに残しています。

 15インチのカンパニョーロ製マグネシウムホイールとグッドイヤー製アリバ タイヤのセットもオリジナルが残っています。

 このパンテーラLは1975年2月にノースカロライナ州グリーンズボロのディーラーで新車販売されました。

 ボディカラーはホワイトで、インテリアはブラックのレザー張りです。

 エアコン、パワーウインドー、サーボ付きブレーキ、フル装備のメーター類、そしてスモークガラスも新車から装着されていました。

 2003年まで、このパンテーラLはジョージア州のコレクターによって所有されており、当時の走行距離はわずか98マイル(約157km)でした。

 2008年8月にモントレーのオークションで落札され、その後数年間はいくつかの著名なディーラーの間を行き来して、走行距離はようやく100マイル(約160km)を超えました。

 2011年7月、パシフィック ノースウエストのプライベートファミリー コレクションがこのパンテーラLを手に入れたとき、走行距離は137マイル(約219km)でした。

 近年、コンクールの審査員や一般の人々の間で、保存グレードの良いクルマに対する評価は高まるばかりです。

 このオリジナルなパンテーラLは、展示や鑑賞に値する素晴らしいクルマであることは間違いありません。

 この1974年型デ・トマソ パンテーラL、オークションでの落札価格は15万USドル〜20万USドル(1USドル=145円として、約2175万円〜約2900万円)と予想されています。

Gallery 【画像】「サーキットの狼」世代にはたまらない! 極上のデ・トマソ パンテーラを写真で見る(35枚)
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