61年前の「真っ赤なフェラーリ」がオークションに登場 右ハンドル仕様は23台のみ! 希少な“レッドブック”付き エレガントなクーペの価値とは
60年以上の由緒正しい?血統を誇るクラシック フェラーリ
英国バークシャー州タブローで開催されるRMサザビーズのオークションに、1964年型のフェラーリ「250GT/L」ベルリネッタ ルッソが出品されます。
どんなクルマなのでしょうか。

フェラーリ 250GT/L ベルリネッタ ルッソは、250GTシリーズの最終モデルとして、1962年のパリモーターショーで発表されました。
ピニンファリーナがデザインした美しいクーペ(ベルリネッタ)に、ジョアキーノ・コロンボが設計した3リッターのV12エンジンを搭載していました。
この250GT/L ベルリネッタ ルッソの右ハンドル仕様はわずか23台しか生産されず、今回のシャシナンバー「5461」は、そのうちの10台目です。
新車当時のボディカラーはブルーで、コノリーレザーにグレーのカーペットを組み合わせた、英国に納車された250GT/Lとしてはユニークな内装でした。
1963年4月に発注され、12月末に完成し、翌64年1月にクラブレーサーだったE.スクラッグ選手に納車されました。
スラッグ氏は1959年にジャガー製エンジンを搭載したマシンを駆ってヒルクライムの英国選手権でクラス優勝をしています、
ジャガー XKSSやアストンマーティン DB4GT、ジャガー Eタイプ ライトウエイトの最終モデルなども所有してたスラッグは、このフェラーリを「PS 1216」というナンバープレートで登録しました。
彼はこのフェラーリを競技で使うことはなく、さまざまなクラブイベントで走らせて楽しんでいました。
その後、このシャシナンバー「5461」のフェラーリは、さまざまな人の手に渡りました。
1984年にGTレーシングドライバーのウイリアム・タケット選手が入手し、この時点でボディカラーはレッドに塗りかえられたようです。
今回の出品者は、1991年に友人であるタケットからこのフェラーリを購入しました。
2011年9月にはマラネッロとベネチアを結ぶ5日間のイタリア クラシック フェラーリ グランツアーにも参加し、2021年3月にはブレーキシステムをオーバーホールしました。
2011年7月、エンジンとシャシのマッチングナンバー(番号が一致している)が認められ、フェラーリ クラシケの認定を受けました。
そのため、このベルリネッタ ルッソには、フェラーリの権威であるマルセル・マッシーニが編纂したヒストリーレポート、ツールロール、スペアのボラーニ製ワイヤーホイールに加え、垂涎の「レッドブック(証明書)」も付属しています。
明るいレッドのボディカラーに黒いレザーを組み合わせ、フェラーリ クラシケの認定を受けたこのベルリネッタ ルッソは、その魅惑的な生涯の中で、多くのクルマ愛好家や熱心なレーシングドライバーの心を掴んできました。
最後のオーナーは、34年もの間、このクルマを大切にしてきました。
次のオーナーが、このクルマを工場出荷時のカラーリングに戻すかどうかは分かりませんが、英国をはじめ世界各地で開催されるイタリアン クラシックカーイベントやツアーで歓迎されることは間違いないでしょう。
この1964年型のフェラーリ 250GT/L ベルリネッタ ルッソ、オークションでの落札価格は、90万ポンド〜120万ポンド(1ポンド=約199円として、約1億7910万円〜約2億3880万円)と予想されています。
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