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世界でたった8台の「250 GT LWBカリフォルニア・スパイダー・コンペティツィオーネ」がオークション登場 ル・マン出走の“超レアフェラーリ”が高額落札

ル・マン出走歴とアルミ製ボディを持つ希少モデル

 米国のブロードアローオークションズが2025年3月に米国フロリダ州で開催した「アメリアオークション2025(コンクール・デレガンス)」に、1959年式フェラーリ「250 GT LWB カリフォルニア・スパイダー・コンペティツィオーネ」を出品しました。

1959年式フェラーリ「250 GT LWB カリフォルニア・スパイダー・コンペティツィオーネ」(C)Broad Arrow Auctions LLC.
1959年式フェラーリ「250 GT LWB カリフォルニア・スパイダー・コンペティツィオーネ」(C)Broad Arrow Auctions LLC.

 今回登場したフェラーリ250 GT LWB カリフォルニア・スパイダー・コンペティツィオーネは、1950年代末期にわずか8台のみ製造されたアルミボディの特別仕様車であり、名門フェラーリの中でも特に価値ある一台とされています。

 この個体(シャシナンバー1451 GT)は、1959年のル・マン24時間レースに参戦した実車で、GTクラス3位、総合5位に入賞した記録を持っています。ゼッケン「16」を掲げて走った姿は当時の写真にも残されており、栄光の記憶を今に伝える存在です。

 エクステリアはル・マン当時の姿を忠実に再現。シルバーのボディカラーに加え、ベンチレーション付きフロントフェンダーや、外部燃料キャップ、レーシングミラーなど、コンペティション仕様ならではの装備が各所に見られます。

 搭載されるエンジンは3リッターのV型12気筒「Tipo 128 F」。この個体は、カリフォルニア・スパイダーとして初めて工場出荷時からアウトサイドプラグ方式を採用した競技用エンジンを搭載しており、パワフルな出力と高回転の吹け上がりで、当時のGTレースでも高い評価を得ました。

 この個体は長年、アメリカのコレクターのもとで大切に保管されており、近年フルレストアを受けたことで、外観・機構ともに非常に高いレベルで仕上げられています。シャシ、エンジン、トランスミッションはいずれもオリジナルのままで、車両履歴を裏付ける資料や、フェラーリ・クラシケの認定も取得済みです。

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 フェラーリ250 GT LWB カリフォルニア・スパイダー・コンペティツィオーネは、今回のアメリアオークション2025において、最終的に946万5000ドル(日本円で約14億円)で落札されました。これは同オークションの最高額であり、ブロードアロー史上もっとも高値で取引されたフェラーリとなりました。

 歴史的なレース実績と極めて限られた生産台数、そして完璧なレストアと来歴が評価され、まさに“奇跡のスパイダー”と呼ぶにふさわしい一台です。

Gallery 【画像】ル・マンを走った“幻のフェラーリ”! 世界に8台の「250 GT LWB カリフォルニア・スパイダー・コンペティツィオーネ」を写真で見る(39枚)
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