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「うわ、ガソリンが高っ…」なぜ輸入車はハイオク仕様が多い!? スポーツカーだけじゃなくコンパクトカーまでハイオク指定も! その理由とは

日本と外国では「ハイオクガソリン」の定義が違う!?

 2025年7月16日に経済産業省・資源エネルギー庁が発表した「石油製品価格調査の結果」によると、同年7月14日時点でのレギュラーガソリンの店頭現金小売価格は1リッター173.2円となっています。

 同じようにハイオクガソリン(プレミアムガソリンとも呼ぶ。以下、ハイオクで統一)は184.0円/L、軽油も153.4円/Lとなっています。

 このように、日本においてはレギュラーガソリンよりもハイオクガソリンのほうが、1リッターあたり10円から12円ほど高くなっています。

2025年7月14日時点で、レギュラーガソリンの店頭現金小売価格は1リッター173.2円、ハイオクガソリンは184.0円/Lだ
2025年7月14日時点で、レギュラーガソリンの店頭現金小売価格は1リッター173.2円、ハイオクガソリンは184.0円/Lだ

 そんななか国産車の場合は、一部の高性能スポーツカーなどを除き、軽自動車も含めほとんどのガソリン車はレギュラーガソリン仕様になっていますが、輸入車、とくにヨーロッパ車はハイオクガソリン(諸元表などには“無鉛プレミアム”と表記)を指定されていることは大きな違いのひとつです。

 もはや「輸入車=ハイオク」は当然のことのように受容されていますが、そもそもなぜほとんど輸入車はハイオク指定なのでしょうか?

 そもそもレギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いとは何なのでしょうか。それは「オクタン価」にあります。

 オクタン価とは、ガソリンにおける自己着火のしにくさを表すもので、この数字が高ければ高いほど、エンジンのノッキングが起こりにくいことを意味します。

 ガソリンエンジンの基本的な仕組みは、ガソリンと空気を合わせた混合気をピストンによってシリンダー内で圧縮し、そこにスパークプラグで着火することで爆発を起こしピストンを押し戻すことにあります。

 しかし、自己着火しやすいガソリンを使用していると、予期せぬタイミングで爆発を起こしてしまうことがあります。一方、自己着火しにくいガソリンの場合、スパークプラグの点火まで着火することがないため、混合気をギリギリまで圧縮することが可能です。

 基本的に、シリンダー内の混合気を圧縮すればするほど得られるエネルギーも増大します。そのため、より高性能なクルマを目指すためには自己着火しにくいガソリン、つまりハイオクを使用することが必要不可欠というわけです。

 実際、国産車でも日産「GT-R」や「フェアレディZ」のようなハイパフォーマンスカーでは、ハイオクが使用燃料として指定されています。

 一方、ここでもうひとつの疑問が生じます。たしかに、輸入車のなかにはハイパフォーマンスカーもあることは事実ですが、ハイオク指定のすべてのクルマが高性能車だというわけではありません。

 たとえば、フォルクスワーゲン「ポロ」やプジョー「208」、ルノー「ルーテシア」などは、ヨーロッパでは定番の大衆車という位置付けであり、決して抜群に高性能なエンジンを搭載しているわけではありません。にも関わらず、ハイオクガソリン指定となっています。

Next輸入コンパクトカーでも「ハイオク仕様」の理由
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