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2026年春に日本へやってくる! 全長4mの5人乗りコンパクトカー フィアット新型「グランデパンダ」が“ちょうどいい”理由とは

レトロ可愛さと実用性を兼ね備えた“ベストサイズコンパクト”

 ステランティスジャパンは2025年7月11日、人気コンパクトモデル、新型「グランデパンダ」が世界的なデザイン賞であるRed Dot Award(レッド・ドット・アワード)を受賞したと発表しました。その魅力的なデザインと高い実用性が評価された話題のモデルが、満を持して日本にやってきます。

フィアット新型コンパクトSUV「グランデパンダ」
フィアット新型コンパクトSUV「グランデパンダ」

 新型グランデパンダは、イタリア発の人気モデル「パンダ」の名を継ぐ新世代コンパクトカーです。初代パンダは1980年に誕生し、名匠ジウジアーロによる直線基調のシンプルなデザインと高い実用性で一世を風靡。以来、45年以上にわたり欧州で累計2300万台以上が販売された、フィアットの象徴的存在です。

 新型グランデパンダは、その初代のスピリットを色濃く受け継ぎながら、現代的なアプローチで大胆に刷新された一台です。ボディサイズは全長3990mm×全幅1760mm×全高1570mmと、従来のパンダより一回り大きく、「グランデ(大きい)」の名が示すとおり、より広い居住性と積載力を確保。5人がしっかり座れる快適な室内空間と、361リッターの荷室容量を備えています。

 デザイン面では、ピクセル風LEDヘッドライトやスクエアメッシュのグリル、SUV風スキッドプレート、17インチのアロイホイールなど、レトロな造形と現代的なディテールが高次元で融合。その完成度の高さが評価され、2025年7月8日には世界的なデザイン賞「レッド・ドット・アワード2025」のプロダクトデザイン部門を再受賞しました。フィアットとしては同賞の受賞歴も多く、デザインのブランド価値を改めて世界に示す結果となりました。

 パワートレインは2種類を設定。EV仕様は44kWhバッテリーと113馬力のモーターを搭載し、WLTP基準での航続距離は約320kmを確保。0-50km/h加速は4.2秒と俊敏で、都市部での移動において軽快な走りを楽しめます。さらに、世界初の巻取り式充電ケーブルをボンネット下に収納する革新的な構造を採用し、取り回しやメンテナンスにも配慮されています。

 一方のマイルドハイブリッド仕様は、1.2リッター3気筒エンジンに28馬力のモーターと48Vバッテリーを組み合わせたもので、燃費と価格バランスに優れ、欧州では多くの支持を得ています。価格は国によって異なりますが、マイルドハイブリッドで日本円換算で約275万円〜307万円、EV仕様は約390万円〜412万円前後(いずれも補助金適用前)で販売されています。

 そして今回、ステランティスジャパンは新型グランデパンダを2026年初春に日本国内で発売予定と発表しました。これまで再導入を望む声が多かった「パンダ」の名が、いよいよ日本の街を再び走ります。サイズ、実用性、価格帯、そのすべてが“ちょうどいい”と感じさせる、完成度の高い一台です。

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