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「え、お買い得かも…!」低走行&6速MTの日産「S15シルビア」が米国オークションに登場 大人気“JDM”の落札予想価格とは

稀少な低走行&フルオリジナルのスペックRが登場

 米国ブロードアローオークションズは、2025年8月13日と14日にカリフォルニア州で開催される「モントレージェットセンター2025」において、1999年式の日産「シルビア・スペックR(S15型)」を出品すると発表しました。

1999年式日産「シルビア・スペックR」。スパークリングシルバーのボディに6速MTを搭載するフルオリジナル仕様(C)Broad Arrow Auctions LLC.
1999年式日産「シルビア・スペックR」。スパークリングシルバーのボディに6速MTを搭載するフルオリジナル仕様(C)Broad Arrow Auctions LLC.

 1999年に登場したS15型シルビアは、日産が送り出した最後のFRスポーツクーペとして今なお高い人気を誇ります。特に上位グレードの「Spec.R(スペックR)」は、最高出力250馬力・最大トルク275Nmを発揮する2リッター直列4気筒ターボ「SR20DET」エンジンを搭載、6速マニュアルトランスミッションとの組み合わせにより、鋭い加速と高回転域での伸びやかな走りを実現していました。

 今回出品される個体は、スペックRのなかでも「Lパッケージ」に該当するモデルで、ボディカラーはスパークリングシルバー、内装はブラック。ステアリングホイールはレザー仕上げで、運転席側Aピラーには純正ブーストメーターも装備されています。さらに、NISMO(ニスモ)パーツや社外エアロなどを装着したカスタム車両とは異なり、フルオリジナルの姿を保っている点も大きな魅力です。

 新車として1999年3月に埼玉県の日産販売店から納車されたこのS15は、翌年に東京の個人オーナーに渡り、その後およそ21年間にわたって保管されていました。2021年には名古屋市の中古車店「ネクステージ」、2022年には群馬県の名門ショップ「M’s Vantec Co.」のコレクションに加わり、2025年2月に米国へ輸出。現在は南カリフォルニアにて保管されており、走行距離はわずか3万7500km(約2万3300マイル)と極めて低走行です。

 米国ではこれまでS15型の正規販売がなかったこともあり、JDM(日本国内仕様)を象徴する存在としてS15シルビアは“禁断の果実”とも評されてきました。25年ルールの解禁によって正式に輸入が可能となった現在、こうした低走行かつフルオリジナルのスペックRは、JDMファンにとって垂涎の的といえるでしょう。

 落札予想価格は2万5000ドルから4万5000ドル(日本円で約370万から666万円)とされております。なお、S15シルビアの国内取引価格は約400万円から600万円台となっており、状態の良いものでも500万円程度で入手が可能です。そうした意味でも、今回の個体は“お買い得”な一台として注目されています。

Gallery 【画像】フルオリジナルの姿がまぶしい! 低走行の日産「シルビア・スペックR(S15型)」を写真で見る(33枚)
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