お気に入りの“推し”とドライブできる! 人気のナビアプリ「Yahoo!カーナビ」に追加された新サービス「推しドラ」って何? 体験してみてわかった“ぼっち運転”の新たな楽しみ方とは
個性あふれる音声ガイドと話題でドライブを盛り上げる
さて、『推しドラ』の体験試乗は、都内の赤坂~六本木界隈を実際に走りながら実施されました。
利用したコンテンツは最初にアニメ「ケロロ軍曹」で六本木へ向かい、六本木からはホロライブ「AZKi」で戻るという流れです。

これらのキャラクターを使うとはいっても、目的地設定やルート案内といったYahoo!カーナビとしての基本機能は同じです。
違いは、自車アイコンの上にそれらのキャラクターが乗っていて、そのキャラクターの個性を活かした案内や、状況に応じた話題を適宜振ってくるといった形となります。
スタートするとさっそくケロロ軍曹に登場するキャラクターによるルート案内が始まりました。
たとえば、カーナビではスタート時に「実際の交通ルールに従って走行して下さい」とアナウンスされますが、そこは軍曹による「実際の交通ルールに従って運転するであります」として展開。斜め左方向に向かうときも「斜め左方向であります。その先、右方向であります」とガイドして、さっそくキャラクターの個性を発揮していました。
続いて走行中に軍曹が「やっぱりカーナビはYahoo!カーナビに限りますなぁ、ねぇ冬樹どの」と話を振ると、それを受けて冬樹が「すり寄っているなぁ軍曹。でも、これからもご利用よろしくお願いします」と利用に向けての挨拶。他にも「サービスエリアは珍しいお菓子も売っていて楽しいよね」とか、「今度、タママにお土産を買っていくであります」といったやりとりが提供されるのです。※ⓒMY/K,KRRTMC
感心したのは、こうした話題が提供されていても、ガイドが必要になったときはその話題をインターセプトして切り替えていたこと。この機能が提供されていても、カーナビとしての機能が優先されていたのです。ただ、せっかく“言いかけた話題”なのであるから、ガイドが終わったら再び話題を繰り返しても良かったのではないかとは思いました。一応、これらはスマートフォン上で後から再生できるようになっており、これこれで“推し”ファンとしては嬉しいのかもしれません。
◆ドライブの気分を奮い立たせたり、安全を意識した話題を提供
続いてはホロライブ「AZKi」の登場です。
このキャラクターはバーチャルYouTuberとして人気が高いキャラクターで、Wikipediaによれば“音楽とインターネットが好きな永遠の18歳”なんだそうです。
ガイドそのものはAZKiの声に変わるものの、案内そのものはYahoo!カーナビと基本的に同じ。そんな中で楽しみは、やはりAZKiが発してくる話題。特に六本木界隈ではAZKiにとって“ゆかりの地”ということで、様々な話題が提供されていました。
スタートするとさっそく「この近くにあるのは六本木駅~。日本の中でも一番深いとされている六本木駅」(注:都営大江戸線「六本木駅のこと)とガイドし、走り始めると「ねぇねぇ、音楽でも流さない?」と聞いてきたり、「今日のAZKiは君専用の応援団だよ、運転頑張れ!」とか気持ちを奮い立たせるような発話を提供。また、違ったところでは、「AZKiに気を取られないよう、前後左右目配り運転」など安全運転を注意喚起するような発話もありました。※ホロライブ AZKi/ⓒ COVER
この機能を見ていて気づいたのが、自車アイコンの上に乗っていたキャラクターは交差点近くになると消えていること。これは、地図が3Dから2Dへと徐々に切り替わると同時に、分岐点の様子をより把握しやすくするための配慮なんだそうです。
こうした仕様を搭載しても、ナビゲーションに影響の出ない範囲内で提供されていることも見逃せませんね。普段はカーナビゲーションの音声ガイドが鬱陶しいと思っていた人も、これなら「一人ドライブも悪くないなぁ」そう思うことでしょう。
◆ディスプレイオーディオとの併用で高品質な音声で再生可能
提供元のLINEヤフーによれば、『推しドラ』は当初、幅広い年代層をターゲットとして企画されたとのことですが、フタを開けてみれば“推し活”に熱心な20代~30代の若者層を中心に支持を集める結果に。利用者のアンケート結果からも、全体の7割以上が「ドライブが楽しくなった」、「安全運転に役立っている」との回答が得られなど、その評判は上々とのことでした。
なお、「推しドラ」機能の利用料は550円/月で、2か月分がお得になる1年利用プランが5500円/年も用意。もちろん、Yahoo!カーナビ同様に、Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応しているので、ディスプレイオーディオなどを介してより高音質な音声で楽しむこともできます。
今後は生成AIなどを活用して、互いに会話のやり取りができたりすれば、その機能はもっと楽しく充実したものになるでしょう。まずは試しに1か月間、新たな気持ちで『推しドラ』と一緒にドライブに出かけてみてはどうでしょうか?
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