VAGUE(ヴァーグ)

58年前の極上「ランボルギーニ」がオークションに登場 希少な初期モデルで受賞歴も多数 「ベストofミウラ」と呼ばれる個体とは

落札予想は200万USドル〜250万USドル(約2億9600万円〜3億7000万円)

 米国カリフォルニア州モントレーで開催されるRMサザビーズのオークションに、1967年型のランボルギーニ「ミウラP400」が出品されます。

 どんなクルマなのでしょうか。

オークションに出品される予定の1967年式ランボルギーニ「ミウラP400」Robin Adams(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品される予定の1967年式ランボルギーニ「ミウラP400」Robin Adams(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 1966年にプロトタイプが発表されたランボルギーニ・ミウラが、いわゆるスーパーカーのルーツ的存在であることに異論を唱える人は少ないでしょう。

 当時ベルトーネに在籍していた22歳のマルチェロ・ガンディーニがデザインした美しいボディにV12エンジンを横置きミッドマウントしていました。

 ミウラは8年間の生産期間中に数多くの変更を加えられましたが、その名声を確立したのは最初のモデルであるP400でした。

 最初に製造された約120台のミウラは薄い鋼板を採用し、そのデザインの一貫性と軽量構造から、現在も高い評価を受けています。

 今回の出品車、シャシナンバー「3057」は、初期の「薄型シャシ」モデルで、サンタアガータの工場から39番目に出荷されました。

 このミウラは、これまで3人のオーナーしか所有しておらず、しかも世界最高水準のレストアが施され、メーカー公認のオリジナル性を維持しています。

 ミウラ ロッソと呼ばれる赤いボディカラーにブラックレザーで仕上げられ、1967年7月に納車されました。

 最初のオーナーはイタリアを旅行中のアメリカ人観光客で、彼はこのミウラでヨーロッパ縦断ツアーを行ってからロスアンゼルス近郊の自宅に送りました。

 1978年に次のオーナーが購入したとき、オドメーターは2464マイル(約3942km)を表示していました。

 その後、このミウラはSV仕様のドライサンプシステムを装着し、ボディカラーはアランシアミウラと呼ばれるオレンジ色に塗りかえられましたが、その時期は不明です。

 2015年に現在のオーナーがこのミウラを購入しました。

 彼は工場出荷時の状態に戻すべく、ミウラのエキスパートによるチームに費用を惜しまないレストアを依頼しました。

 書類によると、2015年から2017年にかけて、70万USドル(当時のレートで約8000万円)以上もの費用がかけられました。

 レストアの過程で、このミウラは事故歴もなく、サビも発生していないことが確認されました。

 ボディ番号の刻印はそのままで、ウインドーガラスも完全にオリジナルの工場出荷時のものでした。

 ダンパーや5速トランスミッションなど、重要な部品はランボルギーニ社のクラシック部門であるポロ・ストリコから調達しました。

 インテリアも、メーカー出荷時のトリムやイタリア製のカーペットで修復しました。

 タイヤもミウラ誕生50周年を記念して再現されたピレリ チンチュラートを装着しました。

 オリジナルのエンジンは、ピストンの交換やバランス調整、ウエーバー製キャブレターの修復を行い、オイルシステムもオリジナルに戻しました。

 レストアが完成した「3057」のミウラは、ミウラの50周年を記念した2016年の「ザ・クエイル」というカーショーで初公開され、歴史上最も多くのミウラが集まった中で「ベスト レストアド ミウラ」を受賞しました。

 その後も、さまざまなコンクールやイベントで数多くの賞を受賞しています。

 それゆえ、アウトモビリ・ランボルギーニ・アメリカは、このミウラに歴史的なランボルギーニ車に対する最高栄誉である「ブル アワード」を授与しました。

 そのヒストリーや世界最高水準のレストア、そして多くの受賞歴で、シャシナンバー「3057」はミウラの中でも最も重要な1台と位置づけられています。

 この1967年型のランボルギーニ ミウラP400、オークションでの落札価格は、200万USドル〜250万USドル(1ドル=約148円として、約2億9600万円〜約3億7000万円!)と予想されています。

Gallery 【画像】これぞ「ミウラの中のミウラ」! 58年前の極上のランボルギーニを写真で見る(31枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

VAGUEからのオススメ

浅草発マイクロブランドの真価――クロノス広田雅将×ウォッチディレクター渡辺雅己が語る「誠実な時計づくり」とは【PR】

浅草発マイクロブランドの真価――クロノス広田雅将×ウォッチディレクター渡辺雅己が語る「誠実な時計づくり」とは【PR】

RECOMMEND