日本ではいつ登場!? 注目集まる全長4mの“大きなパンダ” フィアット新型「グランデパンダ」にガソリンモデルが欧州で発表
EV、マイルドHVに次ぐ第3のパワートレイン
ステランティスの伊ブランド、FIAT(フィアット)は2025年9月3日、新型「グランデパンダ」にガソリンエンジンモデルを追加したと発表しました。

新型グランデパンダは、名車「パンダ」の名を受け継ぐ最新コンパクトSUVです。
初代パンダは1980年に登場、名匠ジウジアーロによる直線基調デザインと優れた実用性で人気を博しました。累計販売台数は欧州で2300万台超という、フィアットを象徴する名車です。
新型グランデパンダは2025年1月に欧州市場で発売されました。
初代の精神を踏襲しつつ現代的にブラッシュアップ。全長3990mm×全幅1760mm×全高1570mmと、従来のパンダより一回り大きく、「グランデ(大きい)」の名が示すとおり、より広い居住性と積載力を確保。5人が快適に座れる室内空間と361リッターの荷室容量を確保しています。
従来、44KWhバッテリー+83kW(113馬力)モーターを搭載する「EVバージョン」と、48VバッテリーとeDCT搭載で110馬力の「ハイブリッドバージョン」が用意されていましたが、新たに1.2リッターターボエンジンの「ガソリンモデル」が登場、3つのパワートレインが選択できるようになりました。
1.2リッター3気筒ターボは100馬力・205Nmを発生。6速マニュアルトランスミッションと組み合わされます。スタート&ストップ機能を搭載、市街地走行での効率性を高めています。
車両価格は国によって異なりますが、マイルドハイブリッドバージョンは日本円換算で約275万円〜307万円、EVバージョンは約390万円〜412万円前後(いずれも補助金適用前、税抜)で販売されています。今回登場したガソリンエンジンの価格は1万4950ユーロ(日本円で258万円。イタリアでの価格)からとなっています。
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ステランティスジャパンは新型グランデパンダを2026年初春に日本国内で発売予定と発表しています。
現在のところ、今回発表されたガソリンモデルは6速MTの設定しかないため、日本に導入されるのはEVバージョン、およびマイルドハイブリッドバージョンの2つのパワートレインのモデルだと推察されます。
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