いまや“億超え”も当たり前!? 国産スーパーカーの最高峰 走行わずか1500キロの「LFA」が米国オークションに登場 ビッカビカの「白いレクサス」の気になる落札価格とは
走行距離わずか952マイルの極上個体 オリジナル状態で高額落札
今回落札された個体は、2012年式の「LFA」で、シリアルナンバーは「#235」。
限定生産された500台のうちの1台で、カリフォルニア州サンノゼの「レクサス・オブ・スティーブンスクリーク」で新車として納車されました。

その後、いったんカナダに渡ったのち再びアメリカに戻り、2025年に販売業者の手により出品されています。
外装色はパールホワイト。ボディはカーボンコンポジット製で、パネルの継ぎ目やエッジ部分の仕上げも精密です。
また、ホイールは20インチのダブルスポークBBS製アルミで、タイヤはブリヂストン・ポテンザ(フロント265/35ZR20、リア305/30ZR20)を装着。
ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミックローターで、レッド仕上げのモノブロックキャリパーが組み合わされています。
そして、インテリアはホワイトレザーを基調に、カーボンパネルをアクセントとして配置。10段階調整機能付きのパワーシートやシートヒーター、マークレビンソン製12スピーカーオーディオ、音声認識機能付きナビゲーションなどを装備しています。
さらに、当時の先進技術を象徴する装備のひとつである、エンジン回転数に応じてリングが可動する構造のTFT液晶メーターが備わっているのも特徴です。
なお、この個体の走行距離はわずか952マイル(約1530km)だといいます。
新車同様のコンディションを維持しており、新車時のステッカーやオーナーズマニュアル、Carfaxのクリーンレポートも残されているほか、事故歴や修復歴もありません。
この極上のコンディションが評価され、オークションでは36件の入札があり、最終的に95万1000ドル(約1億4335万円)で落札されました。
なお、同車は2022年にも取引され、その際は84万5000ドル(約1億2743万円)で落札されました。2022年当時より価格が上昇していることからも、希少性と保存状態の良さが高く評価されたことがうかがえます。
※ ※ ※
「LFA」は、登場から十数年が経過した今も、他のスーパーカーにはない存在感を放ち続けています。
独自の素材技術と設計思想、そして日本的な精密さが融合したこのモデルは、単なる限定車ではなく、技術の到達点として語り継がれる1台です。
今回落札された個体は、その価値を象徴するような一例といえるでしょう。
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