1000cc時代に終止符!?「リッタースポーツバイク」終焉のウワサって本当? 憧れのフラッグシップSSの灯は消えゆく運命なのか
排気量縮小の流れはレースと市販車の両方に及ぶ
この噂について、あるヤマハ販売店の担当者は次のように話します。

「私たち販売店は、開発の詳細までは分かりません。
しかし、昨今のヤマハの動きを見ると、フラッグシップスーパースポーツの座をYZF-R9に移行する動きはあるように見えます。
断言はできませんが、YZF-R1が販売終了する可能性は非常に高く、在庫をお求めのお客様も多くいらっしゃいますので、すぐに完売になってしまうのが現状です」
くわえて、背景には環境基準の厳格化があるとされています。
EUをはじめとする各地域では、排出ガス規制が段階的に強化されており、従来の1000ccスーパースポーツを規制に合わせて設計することが難しくなっているようです。
実際、スズキGSX-R1000Rやカワサキ「ZX-10R」も、最新モデルでは出力を抑えることで規制に適合しています。
しかし、性能と環境対応を両立させるには大きな制約が生じ、開発余地は縮小しています。
そのため、将来的に継続が困難となるのは避けられないという見方も少なくありません。
このように、排気量縮小の流れはレースと市販車の両方に及んでおり、1000ccクラスは終焉に向かいつつあるように映ります。
これまでにも、時代の変化に合わせて多くの名車が姿を消してきました。
リッタースポーツも同様に、歴史の節目を迎えているといえるでしょう。
※ ※ ※
MotoGPの制度変更をきっかけに、リッタースーパースポーツは終わりの時代を迎えつつあるようです。
そのため、今後、メーカーは850ccクラスのスポーツバイク開発にシフトしていくと考えられます。
MotoGPと市販モデルが連動する構造を踏まえれば、1000ccに代わって850ccクラスが定着する未来は、目前に迫っているといえそうです。
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