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クラッチ操作不要の“Eクラッチ”仕様も登場でさらに愛される存在に! 人気の軽二輪 ホンダ「レブル250」に試乗して感じた“現代のクルーザー像”とは

実際の走行で感じた軽さと安定感

 試乗ではまず、シート高690mmによる足つきの良さが印象的でした。

ホンダ「レブル250」
ホンダ「レブル250」

 停車時も足裏がしっかり接地し、立ちゴケしそうな場面でも踏ん張れる余裕があります。

 また、171kgの軽量な車体構成により、押し引きやUターンなどの取り回しもスムーズでした。

 走行時のハンドリングは軽快で、カーブでも車体が自然に傾きます。高めのバーハンドルは腕を広げすぎず、姿勢の安定にも寄与していました。

 くわえて、街乗りや狭い駐車場でも動かしやすく、取り回しの不安はほとんど感じませんでした。

 さらに、最高出力26馬力の水冷単気筒エンジンは低速からトルクを感じられ、発進も滑らかで、国道の合流や登坂でも十分な余裕がありました。

 一方で、高速道路では、80km/hを超えたあたりから車体全体に振動が伝わり、直進時にやや揺れを感じる場面もありました。

 また、前輪タイヤが太く径が大きいため、連続するヘアピンカーブではステアリングの入力に少し気を使う場面もありました。

 とはいえ、車体全体のバランスは良好で、街乗りから郊外ツーリングまで対応できる印象でした。

 そのため、免許を取得したばかりのライダーや、久しぶりにバイクに戻るリターンライダーにも扱いやすい仕様といえます。

※ ※ ※

 レブル250は、扱いやすい車体と安定したエンジンフィールを備え、幅広い層に適したバイクといえます。

 クラッチ操作の自動化など新技術の導入により、より多様なライダーに対応するモデルとなっています。

■主要諸元
・全長×全幅×全高:2205mm×810mm×1090mm
・シート高:690mm
・車両重量:171kg
・乗車定員:2人
・エンジン型式:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
・総排気量:249cc
・最高出力:26PS/9500rpm
・最大トルク:22N・m/65000rpm
・燃料消費率 WMTCモード値:34.9km/L
・燃料タンク容量:11L

Gallery 【画像】250ccクラスで定番モデルのホンダ「レブル250」&「レブル250 Eクラッチ」を写真で見る(28枚)

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