クラッチ操作不要の“Eクラッチ”仕様も登場でさらに愛される存在に! 人気の軽二輪 ホンダ「レブル250」に試乗して感じた“現代のクルーザー像”とは
シンプルで扱いやすい車体と進化したE-Clutch搭載モデル
2017年の登場以来、250ccクラスで高い人気を誇るホンダ「レブル250」。
今回は、実際に試乗して車体の特徴や乗り味、エンジンフィールを確かめました。

レブル250は、2017年の発売以来、250ccクラスの中でも安定した人気を保ち続けているモデルです。シンプルな構成や取り回しのしやすさから、初心者やリターンライダーを中心に支持されています。
2025年には、ホンダ独自の電子制御クラッチシステム「Honda E-Clutch」を採用したモデルが新たに追加されました。
従来のモデルと同様のスタイリングを保ちながらも、クラッチ操作の負担を軽減する新技術が導入された点が特徴です。
ラインナップは、標準仕様に加え、E-Clutch仕様、さらに専用装備を備えた「S Edition E-Clutch」の3タイプが展開され、価格は順に63万8000円、69万3000円、73万1500円となっています。
なお、E-Clutchは、発進・変速・停止といった駆動力が変化する際に、クラッチレバー操作を不要とするシステムです。
電子制御ユニットがエンジン回転やスロットル開度、シフト操作を常に監視し、最適なクラッチ制御を自動で行うことで、ライダーがレバーを握らなくてもスムーズな変速が可能となっています。
また、ライダーが意図的にクラッチレバーを操作すれば、即座に手動制御に切り替わる仕組みも備えています。
これにより、初心者は操作を簡単に感じられ、経験豊富なライダーも従来通りの感覚で楽しむことができます。
核となるエンジンは、水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒249ccを搭載しています。低回転域から中回転域にかけてのトルク特性が強く、街中での走行やストップ&ゴーの多い環境でも安定した加速を発揮します。
最高出力は26馬力/9500rpm、最大トルクは22Nm/65000rpmとされ、250ccクラスの中でも扱いやすい出力特性に仕上げられています。
また、燃費面でも長距離走行に配慮されています。実走での燃費はおおむね30〜32km/L前後を記録し、ほぼスペック通りの燃費を発揮するため、維持費を抑えられる点も特徴です。
さらに、11リッターの燃料タンクと組み合わせることで、長距離ツーリングにも十分対応できる設計となっています。
実際、ホンダは公式サイトで「日常の移動から休日のツーリングまで、快適に走行できるバランスを追求した」と説明しています。
外観デザインは、シリーズの特徴であるティアドロップ形のフューエルタンクと、細身のフレームによるナロースタイルが中心に構成されています。
マット仕上げの外装やブラックアウトされたパーツ類が全体に統一感を与え、シンプルながらも存在感のある造形を形成しています。
また、ホイールやサスペンション、マフラーなど主要パーツにもブラックを採用し、クラシカルとモダンを両立したスタイリングです。
さらに、LEDヘッドライトやテールランプ、ウインカーなど灯火類もすべてLED化され、視認性と耐久性の両立が図られています。
くわえて、メーターはコンパクトな丸型デジタル液晶を採用し、速度・燃料残量・時計などの情報をシンプルに表示します。
これらの装備は外観のデザインと調和し、ミニマルながら機能的な仕上がりとなっています。
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