VAGUE(ヴァーグ)

“ポルシェ×東京大学”のユニークなプログラム「LEARN with Porsche」の目的とは? 2025年の舞台は東京・新潟・道東! 若者たちは何を学んだのか?【Behind the Product#32】

実体験や出会いから浮かんだ発想や好奇心の大切さ

 そんなプログラム最後となる参加者たちの発表が終了したところで、中邑さんは突然、「最終日となる明日は、国後島を見に行きます」と切り出しました。

「LEARN with Porsche」2025年の「サマープログラム」。5回目となる今回は、北海道の道東エリアを主舞台に開催
「LEARN with Porsche」2025年の「サマープログラム」。5回目となる今回は、北海道の道東エリアを主舞台に開催

 その上で中邑さんは、金や水銀のこと、それらにまつわる歴史、道東の人々の暮らしや農業や漁業といった第一次産業の現状……。駆け足ながらこの数日間、参加者たちがそれぞれ触れてきた現実と、出会った多くの人々が「それぞれどのようにつながっているのか? 皆さんにはその面白さを知って欲しいし、今後、そういった学び方を身につけてもらいたい」と参加者たちに訴えかけます。

 今回の「サマープログラム」を通じて、参加者たちは何を学び得ることができたのか? 中邑さんは旅の間、具体的な方法やテーマを示すことは一切ありませんでした。ただ参加者たちが自ら疑問を持ち、自らの行動で答えを導き出すよう静かに見守っていたのです。

 そして最後に、実体験や出会いから得たひとつの点を他の点と結びつけるという発想や好奇心の大切さについて指摘した中邑さん。参加者たちはその話を聞いてピンと来るものがあったのでしょう。みんな一様にうなずきながら中邑さんの話に耳を傾けていました。

 一方、参加者たちの日々の成長を感じていた黒岩さんは、「今回、皆さんと訪れた企業や第一次産業の変革を見て、印象的に残ることの多いプログラムでした。人と接して話し、学ぶことはとても大切なこと。皆さんともいろいろな話ができ、私にとっても有意義な旅となりました」と振り返ります。

 そしていよいよ最終日となる5日目、参加者はまず知床自然センターを訪れます。現地の自然を記録した映像を鑑賞し、座学を経た後は、フレぺの滝展望台までのハイキングを楽しみました。

 距離にすると1kmにも満たない行程ですが、深い緑の木々や野草、真っ青な海と空といった知床の大自然を満喫したようで、参加者たちには自然と笑顔や笑い声があふれます。

 その後はいよいよ、解散の地となる知床峠展望台へ。真正面に羅臼岳があり、中邑さんが見せたかったという根室海峡の向こうにある国後島を眼下に望める場所です。古くからロシアと日本の思惑が交錯するこの地を訪れた参加者たちは、この場所からの絶景を見て何を思ったのでしょうか?

 何かと何かが結びついたからといって、答えは簡単に出るものではありません。しかし、関心を持ち続けていれば何らかの気づきや学びがあるはず……。中邑さんは、知床峠でも参加者たちに答えを求めることはありませんでしたが、そういう学びの気持ちや興味を忘れぬよう、参加者たちに無言の宿題を出したのかもしれません。

Next「LEARN with Porsche」の取り組みはまだまだ続いていく
Gallery 【画像】「えっ!…」ポルシェ×東京大学が開催! これが若者の夢の実現を応援する「LEARN with Porsche」です(30枚以上)

page

VAGUEからのオススメ

ブローバが腕時計の常識を曲げてから10年…「CURV(カーブ)」10周年モデルが証明した小径化による究極のフィット感とクリエイション【PR】

ブローバが腕時計の常識を曲げてから10年…「CURV(カーブ)」10周年モデルが証明した小径化による究極のフィット感とクリエイション【PR】

RECOMMEND