寒い時期の路面は魔物… タイヤが温まる前に走るな危険! バイク販売店の“プロ”に聞いた「正しいタイヤの冬対策」とネットでの反響とは
バイク販売店が語る「正しいタイヤの冬対策」とは
では、冬場はどのようなことに注意してタイヤの管理をするとよいのでしょうか。

バイクの整備に詳しい中古バイク店の店員は次のように説明します。
「私たちは仕事で冬でもバイクに乗るため、冬場の運転は慎重にしています。
とくに寒くなるとタイヤが本来の効力を発揮できず、路面との接地感覚が薄くなるので注意が必要です」
また同店員は、空気圧の扱いについても注意点を挙げています。
「路面との接地感覚が薄くなるため、冬場は逆に空気を入れすぎると危険です。
たとえば、パンパンに膨らんだタイヤが暖まり切る前に走り出すと、滑って転倒する可能性が高くなってしまいます。
そのため、お客様の中にもあえて空気圧を抜いて、路面との接地面積を増やすという方もいます」
ただし、独自の判断で空気圧を変えることには慎重な立場を示しています。
「しかし、私たちとしては自己流で対策するのは推奨しません。
あくまでメーカーが定めた適切な空気圧を保ち、タイヤが温まるまでスピードを出さずに安全運転することをオススメしています」
冬場の運転で特に注意すべき点についても、同店員は次のように話します。
「とくに急発進や急停車、コーナリング中の急なアクセル操作は、タイヤが温まっていないうちは危険です。
なので、初心者の方や、リターンしてこれからバイクに乗るようなバイクの特性にまだ詳しくないお客様には、冬場のライディングの注意点について忠告するようにしています」
このように、中古バイク店の店員は、冬場の走行ではメーカーが定めている空気圧を守り、タイヤが温まるまでは走り方に気を付ける必要があると伝えています。
なので、冬場は無理に速度を上げず、操作に余裕を持つことが求められます。冬の環境に合わせた注意が欠かせないといえるでしょう。
※ ※ ※
冬場のバイク走行はタイヤの状態が変化しやすいため、空気圧の確認や慎重な操作が必要になります。
乗らない選択も含め、状況に合わせて安全を確保する姿勢が重要です。
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