ついにスバル新“電動クロスオーバーワゴン”生産開始! 最大航続距離700km超&最低地上高215mmの新型「トレイルシーカー」で週末レジャーはどう変わる?
スバルの自社工場で初めてBEVがラインオフ
スバルは2026年2月4日、同社の群馬製作所 矢島工場において新しいBEV(電気自動車)「トレイルシーカー」の生産を開始したと発表しました。2026年春ごろの日本発売に向けて、いよいよカウントダウンがスタートです。
新型「トレイルシーカー」は、「ニューヨーク国際オートショー2025」で世界初公開され、「ジャパンモビリティショー2025」で日本仕様のプロトタイプがお披露目されたこの新発想の電動クロスオーバーワゴンです。トヨタ自動車と互いの技術や知見を持ち寄り、両社のエンジニアが切磋琢磨しながら共同開発したモデルだといいます。
BEVにおいて最大の懸念といえば、やはり航続距離でしょう。山奥のキャンプ場や人里離れた温泉地など、充電器があるとは限らない目的地へ向かうとなると、どうしても不安がつきまといます。
その点、新型「トレイルシーカー」の前輪駆動モデルは、開発目標として1回の充電で走行できる航続距離を700km以上に設定しています。これは東京から大阪まで、途中で充電することなく走り切れる距離に相当。週末レジャーでの心配のタネが、これでひとつ解消できそうです。
ちなみにバッテリー容量は74.7kWhで、急速充電時にバッテリー温度を事前に調整する“バッテリープリコンディショニング”機能も搭載。こうした工夫も相まって、充電残量10%から80%まで28分間でチャージできるといいます。
新型「トレイルシーカー」でもうひとつ注目したいのが、215mmという最低地上高です。スバルの主力SUVである「フォレスター」のそれが220mmですから、ほぼ同等の悪路走破性を備えていることがうかがえます。
BEVはフロア下にバッテリーを敷き詰める構造上、地上高を犠牲にしたモデルも少なくないなか、新型「トレイルシーカー」はパッケージングの最適化によってこの課題を克服。
これにより、キャンプ場へのアプローチや、雪道や荒れた林道など、スバルユーザーの多くが当たり前のように走ってきたフィールドへも臆せず入っていける安心感を実現しています。

駆動方式は、シングルモーターの前輪駆動とツインモーターの4WDを設定。4WDは前後それぞれに167kWのモーターを配置し、システム最大出力は280kWを発生します。
これは、先日進化したばかりの「ソルテラ」より28kWも強力な数値で、0-100km/h加速タイムは4.5秒という俊足ぶり。
また、サスペンションや電動パワーステアリングのセッティングには、スバルが長年培ってきた技術やノウハウが注入されており、さまざまな路面においてドライバーがねらった走行ラインをトレースしやすくなっているといいます。
●荷室容量600リットル超の“使える”パッケージング
スバルが新型「トレイルシーカー」を“クロスオーバーワゴン”と位置づける理由は、そのラゲッジスペースを見れば一目瞭然です。
新型「トレイルシーカー」は、標準グレードのFWDとAWD、上級グレードのAWDという計3つのグレード構成になる見通しですが、標準グレードで609〜633リットル、上級グレードでも595〜619リットルという荷室容量を確保。
スバルは「トラベルバッグなら4セット」、「ドッグケージも気軽に積載可能」などとアピールしており、ステーションワゴンのような使い方にも十分対応してくれそうです。
ボディサイズは全長4845mm、全幅1860mm、全高1675mmで、最新型の「ソルテラ」よりも全長が155mm、全高が25mm拡大されています。この延長分の大半は、ラゲッジスペースに充てられたもの。
また、ラダータイプの大型ルーフレールも装備されており、ルーフキャリアやルーフボックスを装着すれば積載力はさらにアップします。
そんな新型「トレイルシーカー」のエクステリアは、BEVらしい先進性とアクティブでラギッドなデザインを融合しています。
一方のインテリアは、インパネ全体をすっきりとした横基調のデザインとし、乗ってすぐに広さを感じられる開放的な空間に仕上がっています。
日常シーンでもレジャードライブなどの非日常シーンでも使いやすく、アクティブで新しいライフスタイルをサポートしてくれるモデルだといいます。
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最低地上高215mm、荷室容量600リットル超、そして、航続距離700km以上というスペックは、新型「トレイルシーカー」はBEVでありながら、週末レジャーを存分に楽しめることを示しています。
アクティブでイマドキのルックスが魅力的な新型「トレイルシーカー」は、販売面で苦戦が続くBEVながら日本でも一定のニーズを獲得できそうです。
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