30年前なのに走行わずか108キロ! 室内で静態保存されていた「ハーレーダビットソン」を米国で発見 1996年式の極上「FLSTC」の現在の価値とは
今回出品された個体は、1996年にフロリダ州マイアミで新車として購入されたワンオーナー車両でした。

特筆すべき点はその保管状況で、購入以来、オーナーの自宅リビングルームに展示され続けていたといいます。
そのため、オドメーターが示す走行距離は67マイル(約108km)にとどまっています。
ボディカラーは「イエローゴールドメタリック」で、シルバーのアクセントと赤いピンストライプが施されています。
長期間屋内で保管されていたため、クロームパーツや塗装面には紫外線や風雨による劣化がほとんど見られません。
足元には16インチのクロームワイヤースポークホイールが装着されており、タイヤにはホワイトウォールタイヤが組み合わされています。
また、マフラーは標準のものから、後端が魚の尾びれのように広がった「フィッシュテール」スタイルのデュアルエキゾーストシステムに変更されています。
シートやサドルバッグのレザー部分も硬化やひび割れが少なく、製造当時の質感を維持しています。
そして、装備面では、ライダーとパッセンジャーのためのフットボード、パッド入りのクロームバックレスト、エンジンガードなどが装着されています。
2025年に現在の出品者が購入した後、販売に向けた整備が実施されました。
長期間エンジンを始動していなかったことを考慮し、キャブレターのオーバーホールや燃料タンクの洗浄が行われたほか、バッテリーとスパークプラグ、エンジンオイル、トランスミッションオイル、プライマリーオイルなどの消耗品が交換されました。
また、タイヤについても、経年劣化を考慮してダンロップ製の新品ホワイトウォールタイヤに交換されています。
くわえて、付属品としてオーナーズマニュアルや当時の整備記録、取り外されたオリジナルのタイヤも含まれています。
なお、今回のオークションでこの個体は30件の入札を集め、最終的に2万454ドル(日本円で約305万円)で落札されました。
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ヘリテージ ソフテイル クラシックは、ハーレーダビッドソンのラインナップの中でも、長きにわたり伝統的なスタイルを維持してきたモデルです。
1996年式に見られるキャブレターや当時の装飾は、現代のインジェクションモデルとは異なる特徴を持っています。
今回出品された個体は、約30年にわたり室内で静態保存されていました。
約2万ドルという落札価格は、走行距離が極めて少なく、適切な整備によって実働状態に戻されたことで、コレクターズアイテムとしての評価が高まった結果といえそうです。
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