ルイ・ヴィトンで蘇る“18世紀の伝説的な複雑機構”とは? 旅への情景を鮮やかに表現した至高の名品の驚くべき技巧にせまる
18世紀の伝説的機構を現代へ。2人の創造者の信頼から生まれた壮大なプロジェクト
かねてより独立系時計師との積極的なコラボレーションを展開してきたルイ・ヴィトン。第3弾となる今回のプロジェクトでタッグを組んだのは、技術革新と詩的表現を両立する存在として高く評価されているスイスのマニュファクチュール、ドゥ・ベトゥーンです。
ルイ・ヴィトンのウォッチ部門を率いるジャン・アルノーと、ドゥ・ベトゥーンの共同創業者でマスターウォッチメーカーを務めるデニス・フラジョレの緊密な信頼関係のもと誕生したのは、ドゥ・ベトゥーンの代表作「DB25 GMT Starry Varius」をベースとした特別仕様のハイエンドウォッチ「LVDB-03 GMT Louis Varius」と、このウォッチと連動する専用置き時計「LVDB-03 Sympathique Louis Varius」。
伝統的なマリンクロノメーターを思わせるこのクロックには、18世紀に考案された伝説的な複雑機構“サンパティーク”を現代の技術によって再構築した、極めて特別なメカニズムが搭載されています。
“サンパティーク”とは、あのアブラアン・ルイ・ブレゲが1795年に考案、1798年の全国博覧会で初めて発表されたとされる、置き時計と懐中時計をひとつにした機構のこと。
置き時計に備えたクレードルに懐中時計をセットすると自動的にゼンマイを巻き上げ時刻を調整するという、極めて高い技術を要する機構です。
この利便性の高い機能が200年以上も前に誕生していたことには驚かされるばかりですが、本プロジェクトでは卓越した技術とアイデアでこの機構を現代に再現すると同時に、2つのメゾンの審美性を惜しみなく注ぎ込んでいます。

ドゥ・ベトゥーンの魂を宿した“タンブール タイコ”と、旅の情景と共に時を刻むクロックの共演
両プロダクトをもう少し詳しく説明していきましょう。まず「LVDB-03 GMT Louis Varius」では、ケースにはルイ・ヴィトンの“タンブール タイコ”を、素材には軽く耐傷性に優れたチタンを採用。
ここに熱酸化処理を施すことで、ルイ・ヴィトンのアイコニックなシルエットが、ドゥ・ベトゥーンを象徴するブルーに鮮やかに彩られます。
ダイヤル中央では、これも熱処理によって青く染め上げられたチタンパーツに手作業でセットされたホワイトゴールドのピンや金箔が美しい天の川を描き、傍らにはルイ・ヴィトンのロゴが星座のように浮かんでいます。
機能面では、ローズゴールドとブルースティールを巧みに使い分けた独創的な球状のGMT機構を搭載。現地時間とホームタイムを直感的に把握できるこのユニークな機構によって、旅を愛するメゾンの精神を具現化しています。
またムーブメントには、トリプルパラシュートショックアブソーバーなど、ドゥ・ベトゥーンが誇る数々の特許技術を投入。
ケースバックには「Louis cruises with Denis」という、2人の創造者の絆を象徴するメッセージが刻まれるなど、随所に2つのメゾンの象徴的な意匠が凝縮されています。

一方、もうひとつの主役である「LVDB-03 Sympathique Louis Varius」は、763個ものパーツで構成されたデスククロック。上部のドーム内に隠されたドッキング・インターフェースには、ここにウォッチをセットするだけで、自動的に巻き上げと時刻同期が行われるという驚くべき機能を備えています。
外周を囲んだローズゴールドリングには緻密なパノラマ装飾が輝きますが、これはベルギー出身のイラストレーター、フランソワ・シュイテンが19世紀初頭のジオラマから着想を得て描いた旅の風景をモチーフに、ドゥ・ベトゥーンの彫刻師ミシェル・ロザンが手彫りで施したもの。
疾走する蒸気機関車やサバンナ上空を漂う熱気球、急峻な山々を登るシェルパたちなど、合計1メートル以上にわたって刻まれた情景が、目にする人の心を旅へと駆り立てます。
さらにウォッチとクロックには、それぞれを収納するための専用チタン製トランクとレザー製トラベルポーチが標準で付属。アニエールの歴史的なアトリエで仕立てられたトランクが、大人の旅に特別なエレガンスを提供します。
極めて特殊なタイムピースゆえ、ウォッチ「LVDB-03 GMT Louis Varius」の製作本数は世界12本、クロック「LVDB-03 Sympathique Louis Varius」に至ってはわずか2台のみ。
ウォッチ単品として10本が、またウォッチ+クロックのコンプリートセットとして2組が、それぞれ発売される運びとなっています。
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