42年前の個体なのに走行6000キロ 極上の「白いカウンタック」がオークション登場 高出力のキャブ車 欧州仕様 美しすぎる「5000S」とは
生産台数はわずか321台
2026年2月に米国フロリダ州マイアミで開催されるRMサザビーズ主催のオークションに、1984年式ランボルギーニ「カウンタック5000S」が出品される予定です。
どんなクルマなのでしょうか。
ランボルギーニ・カウンタック5000S(LP500S、とも呼ばれる)は、1982年に登場したカウンタックの大幅改良型です。
排気量を約5リッター(4754cc)へ拡大したエンジンを搭載し、8.5インチ幅のOzzeta Electronホイールを覆うワイドフェンダーや、オプションのリアスポイラーなど外観面でも進化を遂げました。
アメリカ仕様が燃料噴射式だったのに対し、ヨーロッパ仕様は6基のウェーバー製キャブレターを装備し、20馬力高い出力を誇りました。
生産台数はわずか321台で、力強い性能と端正なスタイルから、歴代カウンタックの中でも特に人気の高いモデルとされています。

本車両は、ランボルギーニ界で著名な初代オーナーのもとで28年間にわたり大切に保管されてきた個体です。
シャシ番号12730の初代オーナーはアメリカにおける初期のランボルギーニ・インポーターの一人であるジョセフ・ナスタシで、自身のパーソナルカーとしてリアパネルを赤いアクリル製に変更する特別仕様を依頼しました。
1984年6月に出荷されたこのヨーロッパ仕様車は、Ansa製F1スタイルスポーツエグゾーストを装着し、ビアンコ・ペルラートのボディにロッソ内装、同色ホイールという鮮やかな組み合わせで仕上げられています。
同車は1985年のニューヨーク国際オートショーにも展示され、その後長年ほとんど走行されず、次のオーナーに引き継がれた時点で走行距離は約5000kmでした。2012年にテキサスのコレクターへ売却された後、ニューヨークの専門工房でボディの全面再塗装やキャブレターのオーバーホールなど入念な整備が実施されました。さらに2014年にはホイール再仕上げと新品タイヤ装着も行われています。
その後も複数の著名コレクターの手に渡りながら丁寧に維持され、2023年7月には大規模なエンジン脱着整備が施されました。エンジンはファクトリーデータと一致するマッチングナンバーを保持し、現在の走行距離は6026kmと非常に低水準です。
希少なヨーロッパ高出力仕様であり、由緒ある履歴と充実した整備記録を備えたこの5000Sは、コレクションにふさわしい一台といえます。
この1984年式ランボルギーニ「カウンタック5000S」落札予想価格は85万ドルから95万ドル(1USドル=154.3円換算で、日本円で1億3116万円から1億4669万円)とされています。
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