世界でわずか19台 ザガート100周年を記念したアストンマーティン「DBS GTザガート」を発見 走行436キロの“ほぼ新車”の気になる予想価格とは
「DB4GT ザガート」とセット売りされた1台
2026年2月に米国フロリダ州マイアミで開催されるRMサザビーズ主催のオークションに、2020年式アストンマーティン「DBS GTザガート」が出品される予定です。
どんなクルマなのでしょうか。
イギリスの自動車メーカーであるアストンマーティンと、イタリアの名門カロッツェリアカロッツェリア・ザガートの協業は、約70年にわたる歴史を持ちます。
その始まりは1960年、アストンマーティンが「DB4」のショートホイールベース高性能版をベースに再設計を依頼したことでした。
こうして誕生したアストンマーティン「DB4GT ザガート」は、同年のロンドン・アールズコートショーで発表され、両社の個性を融合させたデザインで高い評価を受けました。生産はわずか19台にとどまりましたが、その後しばらく両社の関係は途絶えます。
再び協業が実現したのは1980年代半ばで、1986年のジュネーブショーで発表されたアストンマーティン「V8 ヴァンテージ ザガート」がその象徴です。斬新なデザインは賛否を呼びつつも即完売となり、コンバーチブルも生産されました。しかし総生産は100台未満にとどまり、再び年月が流れます。
2002年、「DB7」をベースにしたザガートモデルの登場を機に関係は本格的に復活し、その後の限定モデル群によって両社の絆はより強固なものとなりました。

そして2019年、ザガート創業100周年を記念して発表されたのがアストンマーティン「DBSザガート」です。このモデルは「DB4GT ザガート」のコンティニュエーションモデルとセットで販売される「DBZセンテナリー・コレクション」として企画され、わずか19組のみが販売されました。
DBSザガートは、ザガート伝統のダブルバブルルーフや張りのある曲面を採用し、「DBSスーパーレッジェーラ」をベースに5.2リッターV12ツインターボエンジンを760馬力まで高出力化しています。
これにより、0−100km/h加速は3.2秒、最高速度は345km/hというパフォーマンスを発揮します。
出品される個体は、2019年後半に新車納車されたワンオーナー車で、走行距離はわずか271マイルです。
ゼノングレーのボディにブルーヘイズ内装を組み合わせ、2024年4月には年次点検も実施されています。英国とイタリアの美意識を融合させた、極めて希少なコレクターズモデルです。
この2020年式アストンマーティン「DBS GTザガート」、予想落札価格は1000万ドルから150万ドル(1USドル=155.1円換算で、日本円で約1億5514万円から2億3271万円)とされています。
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