欧州では賛否両論!? まもなく発売のマツダ新型「CX-5」海外での気になる評価 “拡大した居住空間”は好評も「見えてきた課題」とは
ファミリー向けSUVとして大幅に進化した「空間と実用性」
欧州マツダは、スペイン・バルセロナにて新型「CX-5」の欧州メディア向け試乗イベントを開催したと発表しました。
初代モデルの誕生以来、グローバル市場で500万台以上、欧州市場だけでも85万台を販売してきたマツダのベストセラーSUV「CX-5」。第3世代となる新型は、従来から好評だった“魂動デザイン”を力強くリファインしつつ、室内空間も大幅に拡大されました。
その欧州で高く評価されているポイントは、リアシートとラゲッジスペースの実用性の高さです。ボディが大きくなり、リアドアの幅が約70mm広くなったことで、後席の足元スペースや荷室容量が大幅に拡大しています。荷室容量は通常時で583リットルを確保。40:20:40分割式の後席背もたれを倒せば、従来モデルより381リットルも大きい2019リットルまで拡大します。
これを受けて欧州では「ファミリー向けSUVとして実用性が高まった」と評価する声が上がっています。
走行性能に関しては、プラットフォームやサスペンションの刷新により、「マツダ車らしいダイレクト感のあるハンドリング」や「足まわりがソフトになり快適性が向上」といったポジティブな評価を獲得しています。
一方、「ボディの大型化で従来モデルよりもアジリティが低下した」と、サイズアップに伴うネガティブな意見も見受けられます。
パワートレインに関する評価はシビアです。欧州仕様は現在のところ、2.5リッターのガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせた“e-スカイアクティブG”のみの設定となっています。

これに対し、「低回転域でパワー不足」、「加速性能はひかえめ」、「高回転域まで回した際のノイズが気になる」といった手厳しい声が散見されます。
燃費については、「実用燃費はまずまずだが競合のフルハイブリッド車には劣る」と、ライバルと比較して物足りなさを指摘する評価が挙がっています。
●Google搭載で先進的ながら操作性にはシビアな声も
新型「CX-5」のインテリアには、12.9/15.6インチの大型タッチパネル式ディスプレイや、マツダ車初となるGoogle搭載のインフォテインメントシステムが新たに採用されています。
この新システムについて、「ナビゲーションやアプリとの連携が便利」と歓迎する声がある一方、「従来あった操作ダイヤルがなくなり、物理ボタンが大幅に絞り込まれたことで操作性が悪化した」との不満も寄せられています。
また、質感に関しても「全体的にはプレミアムな仕立てだが、一部に使われているプラスチックが安っぽい」と辛口な見方も存在します。
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このように、欧州では課題も指摘されている新型「CX-5」ですが、ユーロNCAPで5つ星を獲得するなどの高い安全性能や、手頃な価格設定は強みであると評価されています。
現地のネットでは「2027年に追加予定のフルハイブリッド仕様も同様に価格競争力があるのか、期待と不安が半々」と、今後の展開を注視する声も上がっています。
よくも悪くも注目度の高いマツダの意欲作である新型「CX-5」。日本市場への本格導入とその仕上がりに期待したいところです。
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