まるで天体、いやSF映画!? ベルギーブランドと日本の“螺鈿技巧”がコラボした世界限定8本の「アートなウォッチ」とは
螺鈿×独創ウォッチ
針ではなく時・分・秒それぞれが独立したディスクの回転、しかもそれを同一平面上によって行うという独創的なウォッチで知られるベルギーの時計ブランド・レッセンス。
まるで天体の動きを思わせるようなそのダイヤルの挙動は、ケースバックで時刻合わせや巻き上げを行うノークラウンのミニマルなケースとも相まって、近未来的な印象を醸し出しています。
そんなレッセンスとコラボしたのは日本の伝統工芸である“螺鈿”の技法で、手掛けたのは工藝美術家の池田晃将氏。
池田氏自身の作風もまた、螺鈿という古来からの工芸技法を用いつつも、未来的でSF映画のようなイメージを感じさせる作風となっており、レッセンスの時計とは実は相性バッチリな組み合わせ。
ダイヤルは漆を複層に塗り重ねたのち、高品質の真珠母貝を極限まで薄く加工して埋め込んでおり、なおかつ、ゆるやかなカーブを描くダイヤルに割れやすい真珠母貝を埋め込むべく、液体につけて柔らかくした後にゴムシート上で徐々に形をつける、という非常に手の込んだ工程が採られています。
ケースはグレード5チタン製でケース径は39mm。ケース厚は11mmで、風防はドーム型のサファイアクリスタル。
円舞するようなディスクの回転で時刻を示す独自ムーブメントはROCS(Ressence Orbital Convex System)と名付けられた特許取得済みの機構であり、その動きから宇宙を想起したという池田氏は「地動説」を今作のコンセプトとして設定。

当時、異端的な考え方であった地動説の持つ緊張感をもこの時計で表現しており、平安・鎌倉時代に生まれたとされる螺鈿の技法、16世紀の地動説、先端のウォッチであるレッセンスと近未来的なイメージという、時間を超越したメッセージが溶け合って、この限定8本の芸術作品が誕生。
写真をご覧の通り、今作においては時間の判読性や実用性は重要ではなく、まるで未来からやってきた謎多きアイテムといったことろ。
レッセンスの創設者であるベノワ・ミンティエンス氏は「何を見ているのかはっきりとは説明できなくても、確かに“感じる”——その感覚を味わっていただければ光栄」と語っています。
製品情報
「TYPE 9 IKE」
・価格(消費税込):$4万1500
・限定数:世界限定8本
・ケース ダイヤル材質:グレード5チタン
・ケース径:39mm
・風防:ドーム型サファイアクリスタル
・ムーブメント:特許取得済みのROCS 9 – Ressence Orbital Convex System 自動巻き
・ストラップ:ブラックシャイニー馬革ストラップ、グレード5チタンのポリッシュ仕上げのアーディロンバックル
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