当時WRCを席巻したホットハッチ! マルティニカラーに彩られた限定ランチアを発見 走行2300キロ 極上のデルタ「インテグラーレ・エボ」とは
6年連続WRCコンストラクターズタイトルを記念した310台限定車
2026年5月に開催されるコンコルソ デレガンツァ ヴィラ デステでのブロードアローオークション主催のイベントで、1992年式ランチア「デルタHFインテグレーレ・エボルツォーネ マルティニ6」が出品される予定です。
どんなクルマなのでしょうか。

1992年末、ランチアは世界ラリー選手権(WRC)で6年連続コンストラクターズタイトルを獲得したことを記念し、わずか310台限定で生産されたデルタHFインテグラーレ・エボルツィオーネ「マルティニ6」を発表しました。
標準のエボルツィオーネと区別されるのは、象徴的なマルティニレーシングカラーリングです。
限定車マルティニ6は、大胆なサイドストライプとそれに合わせたテールゲート処理が施され、リアスポイラーには「マルティニレーシング」の文字、リアクォーターパネルには「ハイフィデリティ」HFデカール、テールゲートには「ワールドラリーチャンピオン6」バッジが付けられています。
インテリアは、レカロシートとそれに合わせた内装トリムがアルカンターラで仕上げられ、HFの刺繍入りヘッドレストが備えられています。
センターコンソールにはカーボンファイバーが使用され、その上の番号プレートには各車両が限定生産台数であることを示す番号が記されています。
メカニズムは、マルティニ6はエボルツィオーネIと同一であり、触媒コンバーター非搭載のインテグラーレの最終モデルで、210馬力のターボチャージャー付き16バルブ2リッター直列4気筒エンジンを搭載しています。

今回紹介する個体は、現存するマルティニ6の中でも特に優れたコンディションを保つ1台です。
シチリア州カターニアで新車として販売され、カタログ掲載時点での走行距離はわずか2367kmにとどまっています。
車両全体は新車同様の状態を維持しており、オリジナルの塗装やボディ同色のホイールも非常に良好な状態です。タイヤは当時装着されたミシュランMXXをそのまま履いています。
インテリアも使用感はほとんど見られず、カーペットやドアトリム、シートには納車時の保護用セロファンが残されたままとなっています。アンダーボディやエンジンルームも非常に清潔で、工場出荷時のマーキングも多数確認できます。
この車両は2006年に著名なランチアコレクターであるパオロ・トゥリッシ氏が取得し、2022年に現在の委託者のもとへ渡りました。2024年にはタイミングベルトの交換整備も行われています。
付属品としてはスペアホイール、工具一式、未装着のまま保管されている純正クラリオン製オーディオユニット(箱入り)、キー2本、そして取扱説明書や整備・保証書、メンテナンスブック、「スクード・ランチア」冊子など、当時の純正書類一式が揃っています。
この1992年式ランチア「デルタHFインテグレーレ・エボルツォーネ マルティニ6」、落札予想価格は32万5000ユーロから37万5000ユーロ(1ユーロ=186.8円換算で、日本円で約6070万円から7000万円)とされています。
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