VAGUE(ヴァーグ)

気が遠くなるすごさ…大谷翔平のリクエストから生まれた“100万時間を可視化する”機械式時計の素晴らしさとは

セイコーと歩んだ大谷翔平10年の軌跡が創造した“時のイメージ”とは

 腕時計の中に100万時間、114年もの積み重ねを表現するコンプリケーション(複雑時計)の「Seiko Star Time」は、セイコーと強い繋がりを持つ大谷翔平選手ただ1人のために製造された、世界にたった一本となる特別なタイムピースだ。

5枚の円盤針は中心から順に24時間、1000時間、1万時間、10万時間、100万時間を表す
5枚の円盤針は中心から順に24時間、1000時間、1万時間、10万時間、100万時間を表す

 満を持してアンベールされたのは、大谷選手のアンバサダー就任10周年を記念したイベント「SHO-ism Seiko | Shohei Ohtani – 10 Years Journey」でのこと。

 イベント開幕に先立って行われた記者会見にセイコーウオッチの代表取締役会長兼CEO 兼CCOの服部真二氏が登壇。大谷選手とともに歩んできた軌跡を振り返り以下のようにコメントした。

「この10年で強く感じているのは、大谷選手が常に時間と真摯に向き合い、一瞬一瞬を着実に積み重ねてこられたということ。限られた時間の中で挑戦を続けていく姿は、多くの人々に勇気と感動を届けています」(セイコーウオッチ・服部真二CEO 兼 CCO)

「Seiko Star Time」が製造されることになったきっかけについて服部CEOは3年ほど前、対話のなかで大谷選手が発した「野球選手として、あとどれぐらいの時間を積み重ねられるだろう」という言葉を受け、100万時間動き続ける機械式時計を作ったと説明。

積み重ねてきた長い時間の流れを感じる腕時計

 大谷選手のためだけに作られた「Seiko Star Time」はもちろん非売品。すでに大谷選手には服部CEO自ら手渡され、その模様を記録した動画は、セイコーの公式特設サイトで公開されている。

アンベールを行ったセイコーウオッチ・服部真二CEOと、北海道日本ハムファイターズCBOの栗山英樹氏
アンベールを行ったセイコーウオッチ・服部真二CEOと、北海道日本ハムファイターズCBOの栗山英樹氏

 今回のイベントで展示されたのは、大谷選手に手渡された時計のマスターサンプル。その最大の特徴は「100万時間を可視化した機械式時計」という気が遠くなるようなスペックだろう。

 プロダクトデザイン部の檜林勇吾氏によると大谷選手の要望は、「これまで積み重ねてきた時間と、これから積み上げる時間を表す時計を身につけて頑張れるもの」というもの。

 その要望を元に複数のデザインを提案した結果、「大谷選手は最も製造が難しい、夜空を彩る星々のように5枚の円盤針が 100万時間を積算して表示するという案を選んだ」のだという。

シースルーバックからは星々をドジャー・ブルーで彩ったローターなどムーブメントが覗く
シースルーバックからは星々をドジャー・ブルーで彩ったローターなどムーブメントが覗く

 積算時間の表示は、それぞれ基準位置にダイヤモンドが埋め込まれた5枚の円盤針にて行われる。中心の円盤針から順に24時間、1000時間、1万時間、10万時間、100万時間を表すが、円盤針をはじめムーブメントや外装などほぼ全てのパーツを新規に開発。

 構造や素材にも気を配ることで、大谷選手が思い描く理想のデザインを変えることなく具現化することに成功した。

 ドジャースのキーカラーである紺碧の“ドジャー・ブルー”を想起させる色使いも印象的だ。りゅうずトップにはブルーサファイアを採用し、セラミックスベゼルをはじめシリコンストラップ、シースルーの裏蓋から覗くローターなども鮮やかなブルーで彩られる。

その目で確かめたい「Seiko Star Time」の刻む悠久の時

「Seiko Star Time」のマスターサンプルは今後、2つのイベントにて実機の特別展示が予定されている。

 東京は「Seiko Star Time展 ~セイコーが挑んだ開発の舞台裏~」(中央区銀座・SEIKO HOUSE 特設会場)にて、2026年7月17日から7月20日までの期間でセイコーID会員限定の完全予約制での入場(無料)。

 大阪は「大谷翔平選手アンバサダー就任10周年イベント」(グランフロント大阪)にて、2026年8月1日、2日に開催される(入場無料)。

 2026年の4月からは、セイコーウオッチのグローバルアンバサダーにも就任した大谷翔平選手。セイコーの腕時計の一部は、大谷選手の出身地・岩手で製造されているという縁もある。そんなセイコーの腕時計と共に、さらなる高みを目指していくはずだ。

「Seiko Star Time」マスターサンプル 特別展示スケジュール

「Seiko Star Time展 ~セイコーが挑んだ開発の舞台裏~」
日時:2026年7月17日(金)〜2026年7月20日(月)
会場:SEIKO HOUSE 特設会場 (東京都中央区銀座4-5-11)
入場方法:セイコーID会員限定完全予約制(入場無料)
https://airrsv.net/seiko-event/calendar
※入場にはセイコーIDへの会員登録が必要

「大谷翔平選手アンバサダー就任10周年イベント」
日時:2026年8月1日(土)~2026年8月2日(日)
会場:グランフロント大阪北館1階「ナレッジプラザ」
入場方法:自由入場(入場無料)

Gallery 【画像】100万時間を可視化する「Seiko Star Time」を見る(17枚)
シチズン「プロマスター」新作 “海の男”をうならせた頼れる1本
杉山元洋
杉山元洋
編集者
VIPインタビューからモノ語りまで、撮って書く編集者。ホットハッチに自転車を積み、6つの車輪で旅をする6WheelsLifeをゆるめに解釈した「ゆる六輪の旅(ゆる6)」を提唱&実践。フィールドレコーディングやアウトドア、MYOG系バッグづくり、大衆酒場を愛好。メディア制作集団「Std. COALSACK」所属。東東京生まれ。

VAGUEからのオススメ

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

RECOMMEND