「ゴォォォ…」っと音を立てて水しぶきが弾ける様子が迫力満点! 休日のドライブ先にぴったり 関東近辺で涼と絶景を楽しめる「滝スポット」3選
次は群馬県と千葉県の滝スポット
●群馬県「吹割の滝」
続いて取り上げるのは、群馬県沼田市利根町に位置する「吹割の滝」です。
この滝は高さ7メートル、幅が30メートル以上に及び、横に広く水が落ちるその形状から東洋のナイアガラと称されることがあります。

河床の岩盤のうち、柔らかい部分が水流によって侵食されて多数の割れ目が生じ、そこから水が落ちることで巨大な岩が吹き割れたように見えることからその名称が付けられました。
吹割の滝の周辺を流れる片品川流域は吹割渓谷と呼ばれ、凝灰岩や溶結凝灰岩を削り込んで形成された特異な地形が広がっています。
河床には甌穴(おうけつ)と呼ばれる円形のくぼみが多数分布しており、これは川底の石が水流で回転しながら岩を掘り下げた結果形成されたものです。
また、下流にはかつて鱒が遡上できなかったことに由来する鱒飛の滝や、火砕流が固まってできた巨大な岩壁である屏風岩などの地質学的な名所が点在しています。
周囲には1周約1時間で歩ける遊歩道が整備されており、3か所の観瀑台から異なる角度で滝を観察することが可能です。
遊歩道の途中には、名匠である左甚五郎の作と伝えられる浮島如意輪観音が安置された浮島観音堂が存在し、文化的な史跡としての側面も持ち合わせています。
古くから滝つぼが竜宮へ通じているという伝説も残されており、地域に根付いた歴史的な背景も確認できます。
見学は無料となっており、4月や5月の雪解けの時期は水量が増加し、秋には渓谷が紅葉に染まる様子が見られます。
アクセスについては、関越自動車道の沼田インターチェンジから約25分の距離にありますが、例年12月中旬から3月下旬にかけては冬季閉鎖となります。
●千葉県「清水渓流広場」
最後に取り上げるのは、千葉県君津市に位置する「清水渓流広場」内の濃溝の滝と亀岩の洞窟です。
房総半島の内陸部、小櫃川水系の笹川上流に位置するこの場所は、江戸時代に水田耕作を目的として人工的に掘られた川廻しの洞窟が基になっています。

洞窟の奥から差し込む日光が水面に反射し、全体がハートの形に見える現象がインターネット上のSNSなどで広まり、多くの人が訪れるようになりました。
このハート形の反射現象は、3月の春分および9月の秋分前後の早朝、具体的には午前6時30分頃から1時間程度の時間帯に確認されやすいとされています。
広場内には自然を残した遊歩道や木道が整備されており、初夏である6月下旬頃にはゲンジボタルやヘイケボタルの飛翔を観察することが可能です。
また、この地域は本州で最も遅い時期に色づくと言われる紅葉の名所でもあり、秋から初冬にかけて多くの見学者が訪れます。
見学は無料となっており、普通車用の駐車スペースを含む約130台を収容できる無料駐車場が完備されています。
また、公共交通機関でのアクセスを補完するため、指定された乗降場所から目的地まで利用者の要望に応じて運行されるデマンドタクシーの利用も可能です。
※ ※ ※
このように、関東近郊に存在する滝のスポットは、落差や地形、人工的な歴史的背景など、それぞれ異なる特徴を備えています。
水流がもたらす景観や周囲の豊かな自然環境は、訪れる季節や時間帯によって多様な表情を見せてくれます。
これらの滝は、ドライブの目的地として移動とともに自然の造形を観察できる場所といえそうです。
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