「ガタンゴトンガタンゴトン…」が懐かしい旅情を思い出させる! 普通の電車とはひと味違う 今からの季節にちょうどいい絶景「トロッコ列車」3選
続いては関東近辺で走るふたつのトロッコ列車
●小湊鐵道「房総里山トロッコ」
次に紹介するのは、千葉県の房総半島をのんびりと横断する小湊鐵道(こみなとてつどう)の「房総里山トロッコ」です。

五井駅から養老渓谷駅までの区間を中心に運行されており、里山ののどかな風景の中をガタゴトと揺られながら進みます。
客車を引くのは、かつて活躍していた「愛称4型」を現代のクリーンディーゼル技術で再現した機関車「DB4型」です。
4両編成の客車は天井がガラス張りになっており、そのうち2両は窓がない展望車仕様となっているため、抜群の開放感を味わえます。
沿線には、巨大なダム湖である高滝湖や、現代アートを楽しめる市原湖畔美術館といった観光スポットが充実しています。
また、終点の養老渓谷駅周辺ではハイキングを楽しめるほか、駅舎内にある足湯で黒湯の温泉に浸かって休憩することも可能です。
●渓谷鐵道「トロッコわたらせ渓谷号」
最後に紹介するのは、群馬県と栃木県にまたがる渡良瀬川沿いを走るわたらせ渓谷鐵道の「トロッコわたらせ渓谷号」です。

大間々駅から足尾駅までの区間を結んでおり、ディーゼル機関車が4両の客車を牽引するクラシカルなスタイルで運行されています。
牽引する機関車には銅色の「DE10-1537」と赤色の「DE10-1678」の2種類が存在し、当日にどちらが使用されるかを楽しむことができます。
車両構成は、窓ガラスのないオープンタイプのトロッコ車両2両を、窓付きの普通車両2両で挟み込む形となっています。
また、車窓には渡良瀬川の美しい渓谷美が広がり、吹き込む風を全身で受けながら四季折々の自然を観察することが可能です。
途中駅の水沼駅や神戸駅などを経由し、終点の足尾エリアまでゆったりとした移動時間を過ごせます。
※ ※ ※
今回取り上げた3つのトロッコ列車は、いずれも地域の自然美や歴史的な風情を活かした独自の魅力を備えています。
窓のないオープン車両からダイレクトに風を感じながら眺める景色は、慌ただしい日常を忘れさせてくれるような開放感をもたらします。
旅先でこれらのトロッコ列車を利用することで、季節ごとに変化する絶景を五感で巡る体験を得ることができるといえそうです。
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