80年代に登場した英国テイストのホンダ“単気筒スポーツ”を米国オークションで発見 37年前の「GB500ツーリストトロフィー」の価値は
英国カフェレーサースタイルを再現したホンダ GB500 ツーリストトロフィー
2026年8月、アメリカのオンラインオークションサイト「Bring a Trailer」にて、1989年式のホンダ「GB500 ツーリストトロフィー」が登場しました。
GB500 ツーリストトロフィーは、日本市場向けに1985年に登場した「GB500」の系譜に連なるモデルであり、海外市場向けにも輸出された車両です。
1980年代当時、日本の二輪市場ではハイテクなスーパースポーツが全盛を迎えていましたが、ホンダはあえてクラシカルな伝統的スタイルを継承したGBシリーズを投入しました。

デザイン面では、1960年代に英国で活躍したロードレース仕様車のスタイルを取り入れ、シンプルな燃料タンクやシングルシートカウルを採用しています。
プラスチックパーツを多用する車両が増えていた当時において、スチール製の前後フェンダーやサイドカバー、金属素材を多用した足まわりなど、質感重視の造形が施されました。
車体構造は、シングルダウンチューブを持つブラック仕上げのセミダブルクレードル型スチールフレームで構成されています。
また、技術的な側面では、排気量498ccの空冷4ストロークOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載しています。
このエンジンにはホンダ独自の放射状バルブ配置構造(RFVC)を採用しており、半球型の燃焼室を備えています。
北米仕様における当時の公称スペックは最高出力38psを発生させ、トランスミッションには常時噛合式5段リターンが組み合わされています。
足まわりはフロントにテレスコピック式正立フォーク、リアにはスイングアームとツインショックアブソーバーを組み合わせた構成となっています。
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