半世紀以上の時を超えた極上ヴィンテージをオークションで発見! カワサキ唯一のセル付き2スト・トレール「ブッシュワッカーF3」とは いくらで落札された?
北米のオフロード市場を開拓したトレールモデル
2026年9月、アメリカのオンラインオークションサイト「Bring a Trailer」にて、1969年式のカワサキ「175 ブッシュワッカー F3」が登場しました。
175 ブッシュワッカー F3は、1960年代後半に北米市場を中心に展開されたトレール志向のオートバイです。
1960年代当時、アメリカでは未舗装路やトレールコースを軽快に走破できる小型軽量なオフロードバイクの需要が急増していました。
カワサキはこうした市場背景に対応するため、オンロードとオフロードの双方に対応するユーティリティモデルとしてF3シリーズを投入しました。

当時のライバル車と比較しても、取り回しの良いコンパクトな車体設計と実用的な走行性能を備えており、レジャー用途を中心に支持を獲得しました。
デザイン面では、足まわりの動きを妨げないアップマフラーや、飛び石などからエンジン下部を保護するアンダーガードが装着されています。
さらに、クロームメッキ仕上げのフェンダーや高い位置に設置されたクロスバー付きハンドルなど、当時のトレールモデルにおける標準的な造形を踏襲しています。
技術的な側面では、総排気量169ccの空冷2ストローク単気筒エンジンを搭載しています。
吸気方式にはロータリーディスクバルブを採用し、混合気の供給を最適化する構造となっています。
当時のメーカー公表スペックによると、最高出力は20ps、最大トルクは23Nmを発揮する性能を有していました。
トランスミッションには4速マニュアルを採用しており、小排気量ながら低中速域での扱いやすさを重視したギア比が設定されています。
スピードメーターは時速100マイルまで刻まれており、コンパクトな車体でありながら十分な走行性能を備えていたことがうかがえます。
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