VAGUE(ヴァーグ)

スーツケースが厚さ12.5cmまで“たためる”! センズが解決する「使わない時どこに置く?」問題

独特なフォルムの傘から生まれた、斬新な発想

 「これ、面白い」。展示会で初めて見た時、思わず声が出ました。というのも、スーツケースがたためるんです。スーツケースで一番困るのは、使わない時にかさばること。家での収納スペースを圧迫するのはもちろん、旅先のホテルの部屋でも邪魔になりがちです。そんなストレスを「たたむ」ことで解決してくれるのが、オランダのブランドsenz°(センズ)が展開する折りたたみ式スーツケース「SZ-8801」(税込:4万6200円)です。

 独創的な耐風傘で知られるブランドが生み出したのは、ハードケースとソフトケースの長所を掛け合わせたハイブリッド型。正面と背面には大切な荷物を守るハード素材を、サイドには折りたためるソフト仕様を採用しています。

senz°(センズ)「SZ-8801」(税込:4万6200円)。オフホワイトのシェルにブラックのマチという構成で、見た目にも軽快さがあります。オンオフ問わずシームレスに活躍できそうな、洗練された佇まい。
senz°(センズ)「SZ-8801」(税込:4万6200円)。オフホワイトのシェルにブラックのマチという構成で、見た目にも軽快さがあります。オンオフ問わずシームレスに活躍できそうな、洗練された佇まい。

気になる耐久性と、それを支える内部構造

 では、耐久性はどうか。サイドのソフトな部分が潰れないか心配になりますが、実はそこが一番のポイントです。単に生地が柔らかいだけでなく、内部の仕切りも一緒にたためる構造。広げるとこの仕切りが骨組みとなって立ち上がり、ケース全体を内側から支えます。使う時は内側の仕切りで形を支え、収納する時はソフトな部分を折りたたんでペタンコに。まったく違うふたつのメリットを、内部構造で成立させているんです。

仕切りはスナップボタンで固定する仕組み。四方に配置された板が、ケースの形を内側から支えます。
仕切りはスナップボタンで固定する仕組み。四方に配置された板が、ケースの形を内側から支えます。

サイズが変わっても変わらない、驚異の収納性

 もうひとつ驚いたのが、サイズが変わっても収納時の薄さが変わらないことです。38L・60L・95Lの3サイズが展開されているのですが、容量が増えても、たたんだ時の厚みは3サイズとも12.5cmで共通なんです。これなら大容量モデルでも、寸法が合えばクローゼットの隙間やベッド下のスペースを活用できます。幅や高さ、収納場所の寸法も確かめながら、自分のライフスタイルや旅行の日数に合わせて選びたいところ。収納の選択肢が広がることも、senz°のスーツケースならではの魅力です。

左は展開した状態の38L、右はたたんだ状態の95L。最大サイズをたたむと、38Lモデルを広げた時よりも薄くなります。どちらも収納時の厚みは12.5cmで共通という、容量に左右されない設計。
左は展開した状態の38L、右はたたんだ状態の95L。最大サイズをたたむと、38Lモデルを広げた時よりも薄くなります。どちらも収納時の厚みは12.5cmで共通という、容量に左右されない設計。

折り紙のような構造に宿る、ブランドの哲学

 ここまで読んで、「senz°ってどんなブランド?」と興味が湧いた方もいるのではないでしょうか? 実はその成り立ちがまた面白いんです。すぐ裏返って使い物にならなくなる傘に疑問を感じた、デルフト工科大学の学生3人が開発したのが「ストームアンブレラ」でした。独特の非対称フォルムは、風に対応するための工夫。壊れた傘が捨てられてしまうという身近な問題が、発想の出発点になっています。

 そして今回の画期的なスーツケース。内部の仕切りが折り紙のように平らになり、広げれば立体的な骨組みになる。この構造の工夫で「かさばる問題」に向き合う姿勢にも、生活の中の困りごとを解決しようとするsenz°らしさが感じられます。

このスーツケースの大きな特徴が、折り紙のようにたためる内部の仕切り。広げれば箱の骨組みとして立ち上がり、たためば平らになります。形を支える仕切りも一緒にたためる設計です。
このスーツケースの大きな特徴が、折り紙のようにたためる内部の仕切り。広げれば箱の骨組みとして立ち上がり、たためば平らになります。形を支える仕切りも一緒にたためる設計です。

 スーツケースのあり方を見直したsenz°。独自のハイブリッド構造により、移動時の使いやすさとスマートな収納の両立を目指した一台です。機能やデザインに加えて気になる「収納場所」という現実的な悩みに、折りたたみ時12.5cmという薄さで応えてくれます。移動中だけでなく、日々の暮らしにも取り入れたくなるトラベルギアです。

製品仕様

 ・アイテム名:foldaway carry on trolley(SZ-8801)
・価格(消費税込):4万6200円
・カラー:off white/pure black/dark forrest/silk grey/passion red/midnight blue/champagne brown
・容量:38L
・サイズ:約W35×H55×D21.5cm(総外寸、折りたたみ時のDは約12.5cm)
・重さ:約2.9kg
・素材:ポリカーボネイト混合樹脂、裏地/ナイロン
・付属:ファスナー式ポーチ

Gallery 【画像】95Lでも厚さ12.5cmになる“たためるスーツケース”を見る
宇田川雄一
宇田川雄一
Writer & Stylist
スタイリストのアシスタントを経て2008年に独立。モノ誌やWeb、広告などで幅広く活動。服を着ることで気分が高揚し、自然と外出したくなるような「装いの力」を大切にしている。その人本来の魅力や企画の意図を汲み取り、一歩先を行くスタイリングを提案。自身もランニング等の運動を習慣とし、日々のウェルネスを実践。ファッションやライフスタイル全般における幅広い経験を生かし執筆も手がける。

VAGUEからのオススメ

クルマ好きの男が「本気で欲しい」と思ったミニバン! マイチェンした「新型セレナ」の圧倒的完成度【PR】

クルマ好きの男が「本気で欲しい」と思ったミニバン! マイチェンした「新型セレナ」の圧倒的完成度【PR】

RECOMMEND