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「一番手頃で後悔しないミニは?」BMWが開発した「初代ミニ」を買ってはいけない理由【中古車至難】

初代の中古車は絶望的? 2代目を狙うべきかも

 超絶完全メンテナンス済みで、歴代オーナーに大切に扱われまくったR50型ミニが──実際にあるかどうかは別にして──もしも市場にあるのなら、それを買ってみるのは悪くない話だ。

 だが実際の市場にあるR50型からはそのような“香り”は漂って来ず、いい方は悪いかもしれないが“成れの果て感”のほうが強い。

 そういった成れの果て系を買っても──もちろん絶対にそうなるというわけではないが──R50型の弱点である「タイミングチェーンのくせに6万kmぐらいでチェーンとガイドテンショナーを交換しなくちゃならない」等々といったあたりには悩まされる。悩まされるだけでなく、けっこうな額の出費も必要になる可能性が高いだろう。

 もちろん、前述したような「歴代オーナーに大切に扱われまくった、超絶整備済みのR50型」に巡り合うという奇跡も期待できないわけではない。

 だが、現代人が求めるべきは奇跡ではなく“確率”である。そう考えた場合には、初代R50型を積極的に選ぶ合理的な理由はほとんどなくなってしまうのだ。

 もちろん「非合理的なエモーション」に基づいて初代ミニに乗るのも自由ではある。だが筆者がもしも“ミニらしいサイズ感とキビキビ感”を中古車において求めるのであれば、R56型こと2代目のミニ3ドアハッチバック(2006年−2013年)を選ぶだろう。

 これであればサイズ感は初代とほぼ同様であり(ちょっとだけ大きいが)、現行型のような“上質になりすぎた感”もない。いや各部は初代より明らかに上質になったのだが(特にエンジンと足回り)、まだ我慢できる範囲の上質さである……というのも変な日本語だが、まぁとにかくそうなのだ。

  • 初代のラインナップはクーパー(左)、ワン(中)、クーパーS(右)、コンバーチルブの4種類。2代目にはクラブマン、カントリーマン、ペースマン、ロードスターが追加でラインナップされていた(C)BMW AG

●オススメは、2代目の「総額110万円から」

 そして中古車価格は、安いモノだと、これまた初代同様の「総額25万円ぐらい」から探せるのだが、当然ながらそういった個体は“地雷”である可能性が99.9%。もしも貴殿が正気であるならば、踏まないほうがいい。

 おすすめできる価格帯は「総額110万円から」といったニュアンスだ。

 もちろん中古車の品質というのは価格という軸だけで判断できるものではないため、この数字を100%鵜呑みにしてほしくない。だが筆者の調査によれば、心あるマトモな販売店は、2代目ミニの中古車を「総額110万円から180万円ぐらい」のゾーンで売っているケースが多いのだ。

 ということで、初代BMWミニことR50型に惹かれる読者の期待に答えられないのは大変心苦しいのだが、こういった公の場で嘘八百を書くわけにもいかない。

 中古のミニでビュンビュン走りたいなら、総額110万円から180万円ぐらいの2代目を、専門店または正規ディーラーの中古車部門で購入することを、筆者としてはおすすめする。

Gallery 【画像】まだ小さかった頃のBMWミニ「初代R50型ミニ」を見る(10枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

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