「エムスリーの楽しみ方いろいろ」初期化からサンデーレーサー仕様まで【M3日誌】
購入から17年、E30 M3の楽しみ方の変遷とは
E30M3を中古車購入した2004年は、現在のように中古車市場での価格が高騰する少し前。いまでこそE30M3はコレクターズアイテムのような雰囲気になってきているけれど、当時はまだまだサーキットで遊ぶクルマのベース車両としての需要も高かった。
では、私のE30M3はどのような使われ方をしたのかを、まずは今回ザックリと紹介しておこう。きっと、これからE30M3を購入しようと考えている人の参考になるはずだ。

中古車購入の当初の目的は、サーキット走行するためのいわばプラクティスカーであった。日常の足クルマとして使用したために、走行11万kmで購入したのに、3年ほどで20万kmをオーバーしてしまった。
●なにはともあれ初期化
購入後、まず手掛けたのは「初期化」。新車当時のE30M3の乗り味を知らないので、本来のE30M3の実力を知るために社外のパーツに交換されていたものを、すべて純正に戻すところからスタート。2004年ごろは、現在よりも純正パーツの単価も安く、また欠品も少なかったので比較的容易におこなえたと思う。
このとき、サスペンションやホイールも純正品に戻すことで、新車当時のフィーリングにかなり近づくことができた。マウントやブッシュ類などをすべて交換したことはいうまでもない。
ついでに外装もラックスシルバーで全塗装。クラシックカーには年式なりの枯れた姿も必要だけれども、80年代のE30M3はまだそうした古美(ふるび)を愛でるような領域には程遠いので、見た目にも新車のような美しさを取り戻す方を選択した次第である。
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