「バイパーV10エンジンで直火BBQ!?」エンジンのリサイクル家具が熱い!
暖房の火力は、アクセルで調整⁉
自動車のパーツを用いた家具やインテリア商品は、さほど珍しいものでもない。シートを用いたチェアだったり、フロントマスクを机にしたり、なんてものがチラホラと出回っている。もっと身近なところでは、使わなくなったホイールの上にガラス板(角は面取り)を載せてテーブルとして利用する人を見かけたこともある。
さすがにシートやフロントマスクなどはデザイン優先の世界、といえるかもしれない。だが、クルマに限らずパーツは「形態は機能に従う(Form Follows Function)」という思想のもとに設計・デザインされているので、普遍的な美しさを漂わせている。クルマ好きであれば“パーツ萌え”する人は少なくないのでは?
そんなパーツを上品に、そして奇抜な家具やインテリアへと仕立てているのが、アメリカ・テキサス州ジューストンに本拠地を構える「ALARIS INVENT(アラリス インヴェント)」だ。同社はジョン・コッブというデザイナーが手掛けており、その商品は「作品」と呼んだほうがいいのかもしれない。

●クルマの廃棄パーツがインテリアに
直近、話題になったのはダッジパイパーのV10エンジンブロックを用いたファイヤーピットテーブルだ。エンジンブロックのシリンダーにバーナーと着火装置を仕込み、キーを捻ると着火し炎が出る。そして、アクセルの踏みこみで火力が調節できるというもの。
シンプルな構造だが、実際に目にするまで思いつきそうもないその発想が面白い。ただし、プロパンガスを使用しているようなので、日本では「液化石油ガス器具等製造(輸入)事業届出」というものが必要になりそうだが……。
エンジンブロックは徹底的にクリーニングしたうえで研磨と塗装を施して、エンジンブロック下部にはピストンとコンロッドを“テーブルの脚”として溶接している。ファイヤーピットテーブルとして使わないときは、エンジンブロック上部に溶接している鉄筋の上にガラスを置いて「普通のテーブル」にもなる。気になるお値段は1万1500ドル(邦貨換算約130万円)だったが、即売した模様。
なお、V8エンジンブロックを用いたファイヤーピットテーブルは、Vバンクの“谷間”から炎が出るようになっている。バイパーのV10より構造が簡単(つまり、コストが安い)で火力の調節はバイパー同様、アクセルペダルでおこなう。そのお値段は5500ドル(邦貨換算約63万円)なので、バイパーに比べると破格に感じてしまう。
そのほか、アラリス インヴェントのホームページを覗いてみると、クランクシャフトを用いたランプ、ランプシェードにエアクリーナー、バルブカバーを用いたランプ、iPhone用のUSBケーブルを埋め込んだピストンなど、創意工夫された作品が並んでいる。
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なかには自作できそうなものも見受けられるが、とにかく着眼点が素晴しい。この作品を見たら、万が一愛車が壊れて部品交換を余儀なくされても、前向きに廃棄部品でDIYにチャレンジしてみたくなるに違いない。
アクセルオン! でテーブルがファイヤーする【動画】を見る
●V8 Engine Fire Pit
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