「AMG初のEVは1950万円から」新型「AMG EQS 53 4MATIC+」欧州でのセールス開始
AMG初のBEVモデルが、欧州で販売スタートです
2021年12月14日、メルセデスAMGは、同社初となるBEVの市販モデル「AMG EQS 53 4MATIC+」の欧州での販売をスタートした。
車両価格は、15万2546.10ユーロ(邦貨換算約1950万円)から。数多くのオプションが用意されているため、オーナー好みのスタイルへとカスタマイズしていくことも可能となっており、その場合はさらにプライスはアップする。
欧州仕様とはなるが、魅力的なパッケージや装備を解説しよう。

AMG EQS 53 4MATIC+の航続距離は529−586kmで、AMGパフォーマンス4MATIC+、アクティブリアアクスルステアリング、アダプティブダンピングシステム付きのAMG RIDE CONTROL+エアサスペンション、ハイパースクリーン、デジタルライトが標準装備されている。
●AMGサウンド エクスペリエンス
走りに対する感性へのアプローチとして採用された「AMG SOUND EXPERIENCE(サウンド エクスペリエンス)」にも注目をしたい。スピーカーとバスアクチュエーター、サウンドジェネレーターを利用することで、走行状況や選択した走行モード、ドライバーのリクエストによって、電動車のドライビングに力強く響くサウンドを提供してくれるというのがこのシステムである。
ステアリングに設けられたボタンで「バランス」、「スポーツ」、「パワフル」という3種のサウンド特性を選択できるようになっている。
●AMG DYNAMIC PLUSパッケージ
最高出力484kW(約658ps)・最大トルク950Nmを、560kW(約761ps)・1020Nmとアップ。0-100km/h加速タイムは3.8秒が3.4秒に、最高速は220km/hから250km/hへと引き上げられる。
このパッケージを選択すると、AMGサウンド エクスペリエンスにさらにもうひとつ「パフォーマンス」が加わり、「パフォーマンス」サウンドスケープ用に特別に構成されたイベントサウンド(充電またはインフォテインメント機能用)は、特別なAMGエクスペリエンスを演出してくれる。
●AMGセラミックハイパフォーマンス・コンポジットブレーキシステム
従来のブレーキシステムよりも軽量化されていながら、正確なコントロール性と短い制動距離、最大の耐久性を持っているのが特長。
ブレーキローターのサイズはΦ440×40mmと大きく、発熱によるゆがみが小さいフローティング式2ピース構造を採用。対向ピストン式のブレーキキャリパーには、ブロンズ塗装が施されている。
AMGからのリリースには明記されていないが、写真から見る限り装着されているホイールは、内側の空気を効率良く外側に排出することを考えたデザインとなっている。こういった形状のホイールは、AMGのF1マシンでも使われていたもの。これもブレーキのパフォーマンスを確保するための重要なファクターとなっているはずだ。

●AMG TRACK PACE
インテリアは大型のタッチパネル式モニターをメインとしたものとなっている。MBUXインフォテインメントシステムには、バーチャルレースエンジニアである「AMG TRACK PACE」も含まれていて、リクエストに応じて利用可能だ。
サーキット走行における、速度や加速度、ラップタイムやセクタータイムといった80項目以上の車両情報をロギングできるこのシステムは、オンデマンド装備としても提供されているため、走行後に情報を確認したり比較することも可能。サーキットでの利用時には、特定の数値が緑や赤で表示されるため、ドライバーは数字ではなく色によって、たとえばラップタイムが基準タイムよりも速いまたは遅いなどといった確認が可能だ。
●AMGナイトパッケージ
日本でも人気のあるAMGナイトパッケージも用意されている。
外装にはAMG専用のブラッククロームのドアトリムストリップを備えたサイドスカートやリアエプロンのルーバー付きトリムピースなどを装備。フロントスプリッターやエアインテーク左右のトリムパーツは、ブラッククローム仕上げとなる。
また、ベルトラインからウインドウラインのトリムストリップもブラックになり、Bピラーから後ろはダークティンテッドガラスだ。
* * *
欧州では購入後3年間メルセデスmeチャージサービスの基本料金が無料となるほか、IONITYの急速充電ネットワークも、1年間無料で利用できる。
かつてAMGといえば過激なエンジンチューニングで名を馳せ、アクセルペダルを踏み込めばいつでも身体がシートに押し付けられる加速を誇っていたものだ。モーターが動力源となるAMG EQS 53 4MATIC+ならば、加速の鋭さはもはや当たり前。いかにBEVモデルをAMGらしいスポーティさに仕立てているのか、楽しみである。
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】