VAGUE(ヴァーグ)

「最厚部7mm台と極薄」でも紙幣も硬貨もカードもしっかり入るカードレス時代の財布

カードレス&キャッシュレス時代に最適なミニマルデザイン

 レザー製品の製造・販売を手がけるSYRINX(シュリンクス)が、コンパクトでスリムなミニマルデザインの二つ折り財布「Hitoe Fold Less」を開発。現在、クラウドファンディングを展開中だ。

小さく、薄く、研ぎ澄まされたデザインが特徴の「Hitoe Fold Less」は、キャッシュレス&カードレス時代にふさわしいミニマルな財布だ
小さく、薄く、研ぎ澄まされたデザインが特徴の「Hitoe Fold Less」は、キャッシュレス&カードレス時代にふさわしいミニマルな財布だ

「Hitoe Fold Less」の魅力は、なんといってもその薄さ。カードを3枚収納した際の厚さは、最厚部でも7mm台。これはiPhone 13と同等の薄さである。

 加えて、30g弱という軽さと、大人の手のひら大という小ぶりなサイズ感で、携行性も抜群。さらに、金物やフラップといった余計な突出物がないため、ポケットに入れても引っかかりにくいという美点を持つ。

 それでいて収納力は上々。3枚のカードと、各15枚の紙幣/硬貨を収められるのは、薄さやサイズ感を考えれば驚異的だ。

 その秘密は、商品名でもある“Hitoe(=単)”構造によるもの。カードと硬貨が重ならないよう配置することで、従来の財布の常識を超えた薄さを実現した。

 コロナ禍によって、店頭ではキャッシュレス決済が急速に普及している。と同時に、カードレスやタッチレスといった決済方法も普及しはじめている。一方で、現金やカードでの決済が求められるケースもまだまだ多い。そんな状況下にあって、必要最低限のカードや紙幣/硬貨を携行できるハイブリッドな「Hitoe Fold Less」は、まさにこれからの時代に求められる財布といえそうだ。

●ディテールにこだわった秀逸なデザイン

 そんな「Hitoe Fold Less」の魅力は、薄さや軽さだけにとどまらない。

 革の表面は、薄さを追求しつつも革の厚みを十分に確保し、ハリやコシのある高い質感に仕上げているほか、磨くことが難しいコバ(革の断面)も、革の重なりが見えるほど透明に磨き上げられている。

 さらに、正確かつ繊細なステッチ、熱したコテを使って縁(ふち)に入れた“ネン引き”など、縫代(ぬいしろ)も細部にいたるまで美しい。ちなみに、革の端部を巻き込むのではなく、あえて縫代を設けた仕上げとしたのは、革が重なり合う箇所を減らし、厚みが出るのをおさえるためだ。

 そのため、縫代も限りなく小さい。型崩れしにくい上にトラブルの元となりやすい金物は不使用だ。また、ダメージを受けやすい角部や折り曲げ部は、表革と内革を重ねることで耐久性を高めている。シンプルだが美しく、丈夫で長く愛用できるのも「Hitoe Fold Less」の魅力といえる。

 加えて、使いやすさにこだわっている点も「Hitoe Fold Less」の美点だ。たとえばカードの収納は、外側に留め具を付けることなく、内側にあるインナーフックでカード類を引っかけるように固定。そのインナーフックも、カードとコインポケットの境目を“くの字”に曲げると簡単に外れるため、カードをすばやく取り出して決済できるようにしている。

 携行するカードを3枚にしぼる必要こそあるものの、これからの時代は薄さを基準に財布を選ぶものアリかもしれない。

●製品仕様
・定価:3万3000円(消費税込、以下同)、2万9700円(先着1000個)
・サイズ:約W89×H89×D8mm(カード3枚収納時の最厚部)
・重量:約29g
・収納力:カード3枚、紙幣15枚、硬貨15枚
・素材:イタリア産植物タンニンなめし革、国産ピッグスエード
・付属品:スキミング防止カード1枚

Gallery【画像】驚くほど薄いのに十分な収納力を確保した新時代の財布をチェック(10枚)

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