可愛らしい見かけによらず4人就寝可能な内部のレイアウトとは

　Scampが提供するアメリカントレーラーには、長さと重さが異なるタイプが存在するが、その中で、一番親しみやすいのが牽引免許不要のモデル「ロデオミニ」だろう。ジャパンキャンピングカーショー2022の会場でロデオミニが展示されていたので、その詳細を紹介しよう。

　シリーズの中では一番の末っ子になるが、小さいながらも4人就寝が可能で、後部ダイネットがダブルベッドになり、前部ソファは可変式で背もたれを跳ね上げると2段ベッドになる構造を採用している。

　写真のモデルレイアウトがまさにこのタイプ1と呼ばれるモデルで、これ以外にフロントソファスペースを廃止し、トイレとシャワーを付けたタイプ2も存在している。

●料理も可能な本格キッチン

　どちらのモデルも室内はアメリカンテイスト溢れる仕上がりで、キッチンには本格的な料理も楽しめる2口ガスコンロを備え、温水対応シンク、換気用の小窓、上部収納庫、引き出し式収納など、長旅も満喫できる装備を満載している。

　ロデオミニは一番小さいモデルとはいえ、その全長は4mもあるので室内が狭いと感じることがない。バスタブ形状は丸く中央が広がっているので、空間にゆとりが生まれるからだ。

　また、このサイズのトレーラーは牽引時の取り回しもラクで、バック時以外は余計な神経を使わずに済むのがありがたい。日本の道路環境にもマッチしたサイズ感といえるだろう。

　トレーラーブランドの長い歴史、そして、伝統を守り続けることで発揮された可愛らしいレトロモダンスタイル。これから新たにトラベルトレーラーライフを考えている方にとって、Scampのロデオミニはアウトドアライフに豊かさと彩りを添える1台になるはずだ。

■Rodeo mini・ロデオミニ（13ftモデル）
●車両価格（消費税込）
・LUXURYタイプ1：370万7000円
・STANDARDタイプ1：330万円
・LUXURYタイプ2：383万9000円
・STANDARDタイプ3：352万円