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最初のランボはフェラーリを超えたスペックで挑発! 「400GT」の落札価格は5000万円で高止まりか?

ポロ・ストリコ認定車両に異変あり!

 RMオークションが、2022年の「アリゾナ・オークション」に持ち込んだランボルギーニ400GT 2+2は、1967年に生産されたものである。ランボルギーニ・ポロ・ストリコの認定を受け、レストア作業にはランボルギーニ車のスペシャリストとして有名なゲイリー・ボビレフが携わっている。

インテリアも美しくレストアされた「400GT 2+2」(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
インテリアも美しくレストアされた「400GT 2+2」(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

●予想以上に伸び悩んだ落札結果

 616のシャシ・ナンバーを持つこの個体は、1966年7月30日にアメリカ・ニューヨーク州のディーラーであるランボルギーニ・イーストにデリバリー。ブルー・ノッテのエクステリア・カラーと、タバコレザーのトリミングによるシックなキャビンで仕上げられていたという。

 キャビンにはイェーガーのメーターとイタリアのグランドツアラーを象徴するかのような木製のステアリグホイールを装備。前後のホイールはもちろんボラーニ製のワイヤーホイールだ。

 この400GT 2+2のその後のヒストリーはRMサザビーズの調べでも詳しくは判明していないようだが、2016年にはカリフォルニア州サンディエゴで、数々のコンクール受賞車をランボルギーニで修復してきたゲイリー・ボビレフのガレージに収まり、ここでポロ・ストリコによってマッチングが認められたエンジンやトランスミッションなどに代表されるメカニカルコンポーネンツと内外装の徹底的なレストア作業を受けたという。

 車両にはポロ・ストリコの認定証とボビレフがおこなった修復作業の概要が付属されている。レストア完成以来の走行距離はまだごくわずかであるという。

* * *

 クラッシック・ランボルギーニの人気が高まる中で、このもっとも初期のGTである350GTと400GT 2+2への注目度も徐々に高くなり始めた。ちなみに昨2021年は、同じRMサザビーズのオークションにおいて、2月に47万7500ユーロ(邦貨換算約6060万円)、5月には52万2000ドル(邦貨換算5700万円)と、コンディションの違いこそあれ6000万円前後で落札されている。

 こうした実績を踏まえ、今回の出品車に付けられたエスティメートは、45万〜55万ドル(邦貨換算約5170万〜6320万円)。注目の落札価格はわずかに及ばない44万5000ドル(邦貨換算約5110万円)であった。内外装ともに美しくレストアが施された個体であったが、今回の結果を見る限り、ファーストランボルギーニのオークションマーケットでの注目も、ひと段落ついたのかもしれない。

Gallery 【画像】「ミウラ」や「カウンタック」以前のランボルギーニ「400GT」を見る(22枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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