日産「サクラ」、三菱「eKクロス」人気絶好調なのにEV補助金が10月に終了!? 欲しい人はどうすればいい?
メーカーに問い合わせてみたところ……
そこで日産の広報に問い合わせをしてみました。まず、気になるのは「補助金を期待して契約したけれど、補助金が出ないと後から知った場合はどうなるのか?」ということです。
これに対して日産は「補助金は国または地方自治体の施策のため、国または地方自治体が補助金の申請を終了とした際は、お客さまが補助金を受給することはできません。新車をご購入頂く際には、お客さまに“補助金は国、地方自治体の施策のため、予算が無くなり次第終了となり、受給できないリスクがある”ことを丁寧にご説明し、ご理解いただけるよう努めております」と答えています。
つまり補助金が終わったらダメ。それを事前に説明していますというわけです
それでは「補助金が終了後の(サクラの)売れ行きを、どのように予想しているのか?」と尋ねれば、以下のような答えが戻ってきました。

「補助金が終了した際は、ある程度の販売への影響があると予測しています。しかし、お客さまからのサクラの評価は非常に高く、実際にご試乗して頂いたお客さまには、ご購入いただくケースが多いため、サクラの商品力が販売に繋がると自負しています」
「影響はあるけれど~」という答えですが、全体のトーンとしては、それほど深刻さが感じられません。いったいどういうことでしょうか?
じつは、過去を振り返ると、日産の強気の理由が見えてきます。それが「補正予算」の存在です。
じつのところ、補助金が足りなくなると、秋ごろに「補正予算」による追加の補助金が用意される歴史があったのです。
一番近いところでは、令和3年、つまり2021年から2022年にかけての補助金に補正予算が追加されています。「令和3年度予算事業」の後の「令和3年補正予算事業」です。
さらに令和2年にも「令和2年度予算事業」の後に「令和2年度第3次補正予算事業」が追加されています。
つまり、EVの普及は国を挙げての方針。しかも、去年も一昨年も補正予算が用意されています。そういう訳で、「今年も補正予算があるのじゃないの~」という楽観視する雰囲気なのではないでしょうか。
もちろん、現状ではまだ補正予算の話は出ていません。もしかすると補正予算がなくて、そのまま補助金が終わりという可能性もあります。
そういう意味では、「EVが欲しい」というのであれば、10月末までに駆け込みで申し込むのがベスト。間に合わなさそうというのであれば、逆にちょっと様子見するのが良いのではないかと思います。
最悪は来年度の補助金を待つという手もあります。慌てなくても、EVは逃げませんからね。
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