メルセデス・ベンツ新型「GLC」生産開始! 2代目に進化したベストセラーSUVは2022年中に日本登場!?
新たにドイツ・ジンデルフィンゲン工場を含む世界3拠点で生産
独メルセデス・ベンツは2022年9月20日、ドイツ・ジンデルフィンゲン工場で新型「GLC」の生産を開始したと発表しました。

初代GLCは2008年からドイツ・ブレーメン工場、そして2011年から中国・北京の工場で生産されていましたが、今回、3拠点目の工場としてドイツ・ジンデルフィンゲン工場で生産車がロールオフされました。北京工場でも2022年中に新型GLCが生産される予定となっています。
メルセデス・ベンツグループAG取締役会メンバーのJörg Burzer氏は「新型GLCの発売により、グローバルな生産ネットワークの柔軟性と効率性を実証しています:わずか数か月の間に、私たちのチームは2大陸の3工場で緊密に協力しながら、GLCの生産を順調に立ち上げています。完全にデジタル化されたプロセスにより、私たちの工場はリアルタイムでネットワーク化され、高効率で持続可能な生産を実現しています」とコメントしています。
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2代目となる新型GLCは、2022年6月に欧州でフルモデルチェンジしたミドルサイズSUVです。ここ数年はメルセデス・ベンツの乗用車のなかで、ベストセラーとなっているモデルでもあります。
そんな新型GLCとはどんなクルマなのでしょうか。
初代GLCは2015年に登場したDセグメントSUVで、「Cクラス」と同じプラットフォームを採用した、いわば「CクラスのSUVバージョン」です。
日本でも2016年2月に発売されました。ガソリン/ディーゼルモデルだけでなく、プラグインハイブリッド(PHEV)、さらに燃料電池PHEVである「GLC F-CELL」など豊富なパワートレインを用意しました。
初代GLCは世界中で人気のSUVとなり、メルセデス・ベンツの乗用車のなかで2年以上にわたりベストセラーモデルとなっています。
そんなGLCがフルモデルチェンジを果たしたのは2022年6月。2代目となった新型GLCのボディサイズは全長4716mm×全幅1890mm×全高1640mm、ホイールベースは2888mm(欧州仕様)となりました。
全長は先代モデルより60mm長く、4mm全高が低められています。全幅は変わりません。またトレッドは前1627mm、後1640mmと、前6mm、後23mm広げられています。
荷室容量は、全長が長くなりリアオーバーハングが大きくなったことで、通常時600リッターと、先代比プラス50リッターと大幅に増加しています。
新型GLCの空気抵抗係数(Cd値)は0.29と、先代の0.31よりも大幅に改善しています。これにより燃費が良くなるだけでなく、風切り音なども抑えられています。さらにフロントガラスにはノイズを抑えるフィルムが標準で採用されているため、さらに遮音性が高められています。
エクステリアは、筋肉質のホイールアーチとエッジの効いたボディラインで、エレガントさとオフロードの力強さを両立しています。またオプションでAMGラインも用意されます。
インテリアは、現行メルセデス・ベンツラインナップのデザインを踏襲。12.3インチのメーター部分と11.9インチのセンターディスプレイが組み合わされ、フローティングデザインになっています。
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