最新オールシーズンタイヤはどこまで進化!? どんな人にオススメ? スタッドレスタイヤとの違いとは
降雪地域にはスタッドレス、非降雪地域にはオールシーズン、という考えは間違い
では、スタッドレスタイヤとオールシーズンタイヤにはどのような違いがあり、どんな特徴があるのでしょうか。

日本で早くからオールシーズンタイヤ「ベクター・フォーシーズンズ」を展開、今シーズンは新たに第3世代となる「ベクター・フォーシーズンズGEN−3」「ベクター・フォーシーズンズGEN−3 SUV」を発売、さらにスタッドレスタイヤ「アイスナビ8」も販売している日本グッドイヤーに話を聞きました。
──オールシーズンタイヤは、どのような特徴があるのでしょうか。
名前が示すとおり、四季を通じて一年中履けるタイヤです。ウエット路であっても、ドライ路面であっても、雪道であっても走ることが可能です。ただし、路面が凍結しているアイスバーンでは、スタッドレスタイヤに比べるとその性能は劣ります。
オールシーズンタイヤのライフ性能はどうなのか気にする方が多いと思いますが、ほぼ夏用タイヤと同じくらいと考えていただいて間違いありません。
──オールシーズンタイヤは、どのような人におすすめなのでしょうか。
とくに東京や大阪など大都市圏に住んでいる方、そして非降雪地域にお住いの方です。年に数回の雪が降るような地域で、わざわざそのためにスタッドレスタイヤに履き替えることや、チェーンを巻いて走ることが面倒であるとか、あるいは、運転することを諦めてしまうような方に向けて、オールシーズンタイヤを推奨しています。
※ ※ ※
ミシュランも、スタッドレスタイヤ「X-ICE SNOW(エックスアイス・スノー)に加えて、2018年の春からオールシーズンタイヤを国内市場に本格導入しており、2021年には新「CROSSCLIMATE 2(クラスクライメート2)」が発売されました。オールシーズンタイヤおよびスタッドレスタイヤに対する考え方を日本ミシュランタイヤに聞きました。
──非降雪地域でスタッドレスタイヤを選択した場合に、気をつける点はあるのでしょうか。
お客様それぞれの運転環境や使用方法、各メーカーの特徴もあるので一概にはいえませんが、一般論としてスタッドレスタイヤは、氷上や雪上において最大のパフォーマンスを発揮するよう、コンパウンドやサイプなどが設計されているため、剛性面やドライ/ウエット路面での性能では、夏タイヤに及ばない場合もあります。
そのため、とくに氷上・雪上以外での走行が多いと予想される非降雪地域においては、そのようなタイヤの特徴の違いをよく認識していただき、安全マージンを多くとった運転を心がけて頂ければと思います。
──オールシーズンタイヤに対する注意点を教えて下さい。
ミシュランのオールシーズンタイヤも、アイス性能までカバーするようなパーフェクトなタイヤではありませんが、いまの気候や使用状況にあったユーザー様にはご満足いただけるよう性能を向上させた製品となっています。
まずはお客様ご自身の使用状況をよく整理したうえで、安全性を第一に考え、必要であればスタッドレスタイヤも選択肢に入れつつ、最適なタイヤ選択をしていただく上で、オールシーズンタイヤも選択肢のひとつとして考慮頂ければと考えています。
※ ※ ※
春夏秋のドライ・ウエット路面、そして冬のスノー路面まで、四季を通して走行することが可能なオールシーズンタイヤですが、凍結したアイス路面では、思った以上に止まらない、と考えておいたほうがいいでしょう。対してスタッドレスタイヤは、これまでいかにアイス路面で短い距離で止まれるかを追求し、進化し続けてきたという長い歴史があります。
都内など非降雪地域でも、一度雪が降ってしまうと、除雪がされない裏道では何日もアイスバーンになるところが多くあります。そうした場所では、やはりスタッドレスタイヤを装着していないと、安心安全のウインタードライブは難しいと思います。
「降雪地域はスタッドレス、非降雪地域はオールシーズン」という安易な決めつけではなく、自分の住む街の道路環境やライフスタイルを考えて、冬用タイヤを選ぶのがよいでしょう。
page
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】