伝統的な建築様式でつくられた旧宅を一棟貸しの貸別荘にリノベーション! “泥を娯しむ”宿のねらいとは
石垣島の風土を反映した“泥”がテーマの宿
八重山諸島の東、沖縄本島から約411kmの距離に位置する石垣島に、琉球造りの平家を改装した一棟貸しスタイルの貸別荘「deigo-泥娯-[ISHIGAKI]」がオープンしました。
![伝統的な琉球建築を生かしつつ、“泥”をモチーフにリメイクした唯一無二の貸別荘「deigo-泥娯-[ISHIGAKI]」](https://vague.style/wp-content/uploads/2022/09/11_20220927_deigo.jpg)
琉球造りとは、琉球王国時代の沖縄で独自に発展したとされる伝統的な建築様式。沖縄3大名花のひとつに数えられ、県花にも指定される“デイゴ”の花色を想起させる赤い瓦が印象的です。
赤瓦は、かつての琉球王国の象徴“首里城”をはじめ、士族の間で使われていた建築材料として知られています。赤瓦の原材料は、クレイパックなどの化粧品にも使われる“クチャ”と呼ばれる泥。クチャは沖縄の南部一帯で採取でき、酸化すると赤く変色する鉄の性質を利用し、酸素を供給しながら焼成することで鮮やかな赤が発色します。
「deigo-泥娯-[ISHIGAKI]」では、古くから地元の人になじみの深いこの“泥”を旗印に起用。沖縄の伝統を現在の建築様式へと落とし込み、見事に融合させたユニークな施設へとアップグレードしました。
●新しい旅のスタイルを提案するこだわりの建築
「deigo-泥娯-[ISHIGAKI]」は、宿泊施設を展開するLIBLES HOUSEと、“日本の伝統×最新技術”をコンセプトにした商品をプロデュースするプロダクトブランド・goyemon(ごゑもん)とのコラボレーションにより誕生した宿泊施設。
伝統的な琉球建築を生かしつつ、“泥”をモチーフにリメイクした唯一無二の宿の魅力について、LIBLES HOUSEの広報担当者は次のように話します。
「『deigo-泥娯-[ISHIGAKI]』は、市街地から徒歩で10分ほどの場所にある旧仲村渠邸(なかんだかりてい)を改装したもの。改装にあたり、沖縄独自の発展を遂げた琉球建築をひも解き、たどり着いたのが“泥”でした。赤瓦をはじめ、化粧品などにも使われるほど昔から沖縄の人になじみの深い“泥”は、石垣島の風土を感じてもらうのにぴったりのテーマであると考えました。
石垣島といえば海のイメージが強いのですが、伝統が色濃く残る沖縄旧家の建築やこだわりの家具を楽しみながら、時間そのものを体感するといった新しい石垣の歩き方を満喫していただきたいと思います」
「deigo-泥娯-[ISHIGAKI]」は、天井高5m、広さ30畳の開放的なリビングルーム、全長3mのアイランドキッチン、コンクリート壁の床の間を有する現代風の和室、ヒノキの五右衛門風呂を楽しめる浴室、2室のベッドルームで構成されます。
“泥”がテーマというだけあって、ダークブラウンを基調としたインテリアで統一。必要最低限の明るさで設計された照明により、琉球建築の表情や石垣島の風土、夕暮れから朝焼けまでの移り変わりを体感できるアートのような空間が広がります。
施設内には、goyemonの代表的なプロダクトである切子とダブルウォールグラスを組み合わせた器「Fuwan-浮碗-」を用意。同ブランドのクリエイティブディレクター・大西藍氏が“泥”をテーマに制作したアート作品なども楽しめます。
まるで隠れ家のような「deigo-泥娯-[ISHIGAKI]」は、プライベート空間でくつろぎの時間を過ごしたい人にうってつけの宿といえそうです。
●施設概要
・施設名:deigo-泥娯-[ISHIGAKI]
・客室:平家造り(3LDK)
・定員:最大6名
・宿泊料金/2名利用時(消費税込):8万8000円~(1棟/素泊まり)
●アクセスほか
・住所:沖縄県石垣市新川63-2
・アクセス:新石垣空港よりクルマで約20分
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