日産「GT-R」の進化は止まない“待望の復活”を遂げた2024年モデルは「R35型の集大成」なのか?
2024年モデルはキャビンの快適性も追求
日産自動車は「東京オートサロン2023」において、「GT-R」の2024年モデルを公開しました。今回お披露目されたのは、特別仕様車の「GT-Rプレミアムエディション Tスペック」と「GT-Rニスモ スペシャルエディション」の2台です。

現行のR35型「GT-R」は、2007年にデビュー。究極のドライビングプレジャーを追求するというコンセプトの下、圧倒的性能を誇るプレミアムなスーパースポーツカーとして絶えず進化と深化を続けてきました。
2021年に2022年モデルが発表されたR35型「GT-R」は、受注台数が予定販売台数に達したため受注受付を終了。以降、オーダーストップの状態が続いていました。
今回、待望の復活を遂げた2024年モデルは、速さだけではなく洗練された乗り味も追求。プレミアムなスーパースポーツカーとしてのトータルバランスを高次元に高めてきたといいます。
2024年モデルは空力性能を向上させ、洗練された乗り味を具現。最高出力をキープしながら走行時のノイズと振動を低減し、綿密に調律された感性に響くサウンドを実現するなど、キャビンの快適性も高めています。
●「GT-R」史上最高のパフォーマンスを発揮するGT-Rニスモ
ここからは、R35型「GT-R」の2024年モデルについて詳細を見ていきましょう。
時代を牽引するクルマであり続ける“Trend Maker(トレンドメーカー)”でありたいとの思いと、しっかりと地面をとらえて駆動する“Traction Master(トラクションマスター)”であるという考えから“Tスペック”なるネーミングを冠されたのが、特別仕様車「GT-Rプレミアムエディション Tスペック」。専用のサスペンションセッティングと専用カーボンセラミックブレーキなどを採用し、よりしなやかで上質な走りと意のままに操れる楽しさを両立しています。
一方、「GT-Rニスモ」はレーシングテクノロジーを最大限に注ぎ込み、空力性能の磨き込みとサスペンションのチューニング、フロントメカニカルLSDの追加によってコーナリング性能を追求。「GT-R」史上最高のパフォーマンスを発揮します。その上で、走りを支える専用の“レカロ製カーボンバックバケットシート”を一新。クルマとドライバーとの一体感、快適性の向上を図っています。
さらに「東京オートサロン2023」でお披露目された「GT-Rニスモ スペシャルエディション」は、ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度重量バランスエンジン部品を採用。クリア塗装を施し、NACAダクトを備えた専用のカーボン製エンジンフードなどを特別装備しています。
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日産自動車COO(最高執行責任者)のアシュワニ・グプタ氏は、R35型「GT-R」の2024年モデルについて「最先端の技術と匠の技を掛け合せた2024年モデルは、新たなデザインをまとったR35型『GT-R』の集大成ともなるべきモデルです」とコメントしています。
ちなみに、スタンダードなR35型「GT-R」2024年モデルの発表・発売は、2023年春を予定。「GT-Rニスモ」は同年夏の発売が予定されています。
●Nissan GT-R Premium edition T-spec
日産 GT-Rプレミアムエディション Tスペック
・全長:4710mm
・全幅:1895mm
・全高:1370mm
・ホイールベース:2780mm
・エンジン:V型6気筒DOHCターボ
・変速機:6速AT(デュアルクラッチ式)
・最高出力:570ps/6800rpm
・最大トルク:637Nm/3300〜5800rpm
●Nissan GT-R NISMO Special edition
日産 GT-Rニスモ スペシャルエディション
・全長:4710mm
・全幅:1895mm
・全高:1370mm
・ホイールベース:2780mm
・エンジン:V型6気筒DOHCターボ(専用チューニング)
・変速機:6速AT(デュアルクラッチ式)
・最高出力:600ps/6800rpm
・最大トルク:652Nm/3600〜5600rpm
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